両極端なサービス

野口具秋です。

8月4日(月)、朝早くから坂本先生とNasuさんと現地で待ち合わせし
金沢・福井へ商店街調査と優良企業調査訪問でした。

遠くて飛行機でしか行けないと思っていました。

レクチャーしてくれる親切な方(複数)がいて
新幹線と在来線で、3時間半程度で行くことを教わりました。

快適な旅です。

久し振りの金沢の駅前は新潟と並ぶ日本海側の
大都市で綺麗に整備されていました。

しかし、われわれはとんでもない体験を
続けて3度することになりました。

まず、タクシーに乗ったら実に無愛想な態度の
老年運転手の車に乗り合わせました。
面倒そうに生返事を繰り返す態度は不愉快そのものです。

そして、○○事務所の態度です。
訪問依頼時、散々「あれを送れ、これを書け」と注文をつけて
おいて挙句の果てに、「理事長は面会できない。」

東京から、真剣に学びに来ているものに対する姿勢なのでしょうか。

昼時でもあり、Nasuさんが
「一押しの店を推薦してくださいませんか」

事務所の女性は
「外食をしないので知りません」
と、にべもない。

それでも渋々教えてくれた店は昼間の営業はしていない。

他の店を探し当てて一休み。


定食の盆の小皿に醤油が少々、テーブルには用意がありません。
持ってくるように言うと
「そこについてます」
と言う返事が返ってきました。

これが3っ目でした。

 前田利家公の加賀百万石の城下町は観光客ずれしていて、
お客へのおもてなしの心を失っています。


それでも公募で選ばれた女性局長の金沢・片町商店街組合
の調査を終えて少しだけ気を取り直し、
福井県鯖江市に急ぎました。

駅には先生と関係の深い県庁の部長がわざわざ
午後休みを取りマイカーで、また福井フォーラムの会長・奥村さんも
笑顔で駅まで迎えに来てくれました。

今回の洞爺湖サミットに提供した日本酒を造る長い歴史を持つ
造り酒屋さんとプロ用に特化した漆器製造販売の企業2社を訪問。

皆様は、われわれが本日中に帰ることを告げると悲しそうに
名残を惜しんでくれた。

多少の時間があり、鯖江駅前のホテルで夕食をいただきました。

「長い一日でしたね」
とホームで話をしていたら突然、
Nasuさんが自分の荷物がないことに気がついた。

案内放送は列車の到着を告げていた。

すると、息せききった若い女性がNasuさんの重い荷物を持って、
われわれの眼の前に立ったではありませんか。
レストランの女性でした。

気がついて急いで運んでくれたのです。
長いホームを探しながら走ったのでしょう。

私は思わず彼女に握手を求めました。
「本当にありがとうございます。」

(訪問した片町商店街や2つの企業の紹介はいずれ書く機会があると思います) 

(野口)

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「両極端なサービス」への1件のフィードバック

  1. 坂本教授、野口さん、
    私が入ると、いつも珍道中ですみません。
    なんとかしたいと、常に思っているのですが
    根本的にドジなのでしょう・・・
    それにしても、今回も、うれいいサプライズが
    たくさんあり、ずっとお礼を言い続けていましたが
    一番のビックリは、
    <太>ホテルα-1鯖江1Fレストランのお姉さんですね。
    私の必需品(PC/カメラ)などが入っているリュックを
    ダッシュで届けてくれて・・・
    ホント、ありがとうございます!!!!
    その後、私が立ち上がる旅に
    坂本教授&野口さんは、私の荷物や
    棚の上など隅々まで忘れ物がないか
    チェックしてくれていました・・・
    <リンク:http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E4%BA%BA%E3%81%AB%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%84%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%81%AB%E9%9F%BF%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E2%80%95%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%92%E5%91%BC%E3%81%B6%E6%84%9F%E5%8B%95%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B92-%E5%9D%82%E6%9C%AC-%E5%85%89%E5%8F%B8/dp/4496043351/ref=pd_sim_b_1>リピーターを呼ぶ感動サービス2の続編があったら
    ぜひ、この話を載せてください。