なんじゃもんじゃ

火曜日担当のキナミです。

今日は、この時期、この花目当てに多くの観光客が訪れる面白い名称の植物を紹介しましょう。

その名も「なんじゃもんじゃ」。
城北公園(静岡県静岡市葵区)に数十本植わっています。

園内の案内看板によると、正式名称は「ヒトツバタゴ」(モクセイ科)。日本では、長崎県対馬、岐阜県、愛知県、長野県木曽川流域のみ自生し、高さ20メートルにもなる落葉樹で、同園にある「なんじゃもんじゃ」は、昭和59年明治神宮外苑と岐阜県瑞浪市の篤志家から譲り受けたそうです。5月初旬に白い清楚な花が咲き、雪をかぶったように見えます。

その変わった名称には諸説あるようですが、通説としては、あの水戸黄門が参勤交代の際、ある神社の大木を見て「この木はなんじゃ」と訪ねたところ、土地の人は聞き取れず「なんじゃもんじゃ」と問い返し、黄門様は「そうか、なんじゃもんじゃであるか」と受け取ったそうです。この手の勘違いの話は古今東西たくさんありますが(カンガルーの逸話も有名ですね)、「これはなんじゃ!?」と思うぐらい綺麗な花を咲かせます。まずはご覧あれ。

全国各地には名木と呼ばれる木がたくさんあります。それ見たさに、遠くまで足を運ぶんですから、花や木の魅力はすごいですね。地域活性化の鍵は「木」ですかね!先ほどまで、子供と城北公園を散歩しながら、ふとそんなことを考えました。


城北公園の様子。白い木々が「なんじゃもんじゃ」です。


花が咲く様子は、まさに雪が積もった様。


一枝に、どさっと花をつけます。


プロペラ型の変わった形の花。

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