魔法の鍵

今日は、朝から全脳思考ファシリテ―ション講座第一回の講義を受講。
自己変容のために必要な免疫の解除の方法などを学ぶ。

夜は、父と二人で新宿の紀伊国屋ホールで
南直哉さんの恐山夜話を聞いてきました。

あとどれだけ親孝行できるだろうか。

話はがらっと変わって、
先日、某出版社のI編集長と銀座のてんぷら近藤で
ランチをした。

そのときに、不意に昔話を切り出された。
それは、自分でも記憶を封印していたこと。

いろんなことがあって、某N社からは、
『当社(興和サイン)は、御社(N社)のおかげでこれだけ大きくさせていただきました』と
一筆書け、と強要されたりもした。

振り返って見れば、そんなこともあったっけなーと昔を記憶をたどってみた。

当時若かった僕は、確か、弊社は、N社のおかげで、今があります。N社様には
とても感謝しています。というような一文を律儀に書いたような気がする。

要するに、誰のおかげで飯が食えると思っているんだ。
うちの会社に逆らうなよ、という釘を刺されたわけである。

そんなN社もすっかりと斜陽なのだろうか、
当時の僕をたたきつぶそうとしてた人たちもそのN社をリストラされたり、
どうもここ数年まともな賞与を支給されていないみたいで、
僕の天敵だった人間が先日、僕に借金を申し込んできた。

普通だったら、断るとこだけど、僕はその借金を
受け入れた。

いまに、見てろよ、こんちくしょーという
反骨精神が僕を支えてきたわけであるが、
時間の経過とともに、憎しみや怒りの感情も薄れ、
僕は、どうやら許せなかった人たちを許せるようになってきたのかも
しれない。

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