障がい者雇用先進企業視察

 月曜日担当の鈴木(良)です。

 本日は、坂本先生以下ゼミ生、障がい者雇用問題研究会のメンバーと(株)ファンケルスマイル、日本理化学工業(株)の障がい者雇用先進企業2社を視察しました。

 (株)ファンケルスマイルは、障がい者雇用促進のため、当時の創業者の命で平成11年に設立された(株)ファンケルの特例子会社です。42名の障がい者を束ねる若き簑島社長は、親会社より希望して就任したとのこと。「マイナスよりもプラス面を引き出すことが大事」との言葉の中に、障がい者に自信と夢を持たせる使命感を感じました。

 日本理化学工業(株)は、坂本先生の著書や大山会長の講演で聞き及んでいましたが、現場を見るのはこれが初めてでした。余りにも有名な障がい者雇用のきっかけとなった2人の障がい者採用は既に50年前の話ですが、そのうちのお一人が、まだ現役で勤められ、私たちにお茶を運んでくれたことは大感激でした。大山会長のお話も、講演時とはまた違い、現場での話だけに説得力と障害者への優しさが随所に伝わり、大変勉強になりました。

 2社の障がい者の働きぶりを間近に見せていただき、きちんとした段取りを示せば健常者と変わらない能力発揮が可能で、自主性も出てくることが分かりました。当然のことながらそれが仕事の楽しさにつながり、表情も生き生きとしてくるのでしょう。

 われわれは、限られた時間でほんの一部を見たに過ぎないことも事実です。われわれの到底知り得ないご苦労も多々あるかと思いますが、お二人の経営者の「大変なこともありますよ」とさらりとお話しされるその姿に長年の実績から築きあげた自信が感じられました。

 

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