忘年会

野口具秋です。

忘年会です。いつもの場所に集合です。
かなり早く着いてしまいました。
暇にまかせ、じっくりと駅舎を見上げると、
ショッピングビルになっていました。気がつかなかった。
昔良くやったウィンドーショッピングで時間を潰そう。
感性に合う店は一軒もなく、上がって降りただけでした。

時間が有り余っているのは独りだけではない。
早くも来た。ぼそぼそ近況を立ち話でしているとまた一人。
「あいつ老けたな」と自分と同じ年なのに勝手なことをほざきます。
勝手気ままな会話で口角泡を飛ばし、
周りの客は迷惑なことだろうと想像しながら店に入る。
すでに一杯飲んでいるのを入れて全員集合。

灰皿をテーブルの真ん中に置いて煙草に火をつけるのがいる。
どやしつける。「お前は10分に1本吸っていたくせに」というので、
「そんな話は知らん」と馬耳東風に聞き流す。
世の中の貴重な情報を提供しても誰も聴く耳を持たない世代です。
頭から受け入れを拒否する頑固な世代になりました。

学生時代からの付き合いで早く結婚した同僚は、
やっと激務から解放され、夫婦で欧州旅行を満喫中。
妻が脊柱管狭窄症で長旅に耐えきれず二人の夢が破れてしまった。
鬼がわらのような奴がこんなに優しかったかとホロリとする。
焼酎の瓶が2本空になった。
春は箱根の会社の寮で一泊して飲みます。
新宿からバス利用といいうのが渋い。

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