理念研修をしてきて気づいたこと

その会社が本当に社員第一主義かどうか見極める大きなポイントがあります。

それは労働時間が極端に長時間になっていないかどうかということです。

社員満足や顧客満足については、だいぶ多くの企業で注視されるようになってきましたが、もう一つ重要な満足指標があります。

家庭満足です。

理念研修をしてきて、数多くの社員の方と接してきましたが、良い会社と思われるその社員の中でも、さらに仲間から一目置かれ、より信頼されている社員はとても家庭環境が良いことに気づきました。

親御さんを尊敬し、親孝行に熱心な社員が多いのです。

であるならば、社員が自身の家庭を持ったときに、良い家庭環境を実現できることに配慮する必要があるのです。

それを阻害する最たるものが仕事で会社に拘束して家庭を顧みる時間を奪ってしまうことです。
ですから労働時間や休日の管理はことのほか重要です。

仕事だけでなく家庭満足を実現できるように、適正な労働時間で健全経営を実現していることが真の社員第一主義を実践しているということになるのです。

さらに、これはほとんど指摘されていないことでしょうが、円満な家庭環境をつくるための啓蒙も社員教育としてすごく重要なテーマ性があると気づきました。

親孝行や自立した子育てができる社員は、社内でも極めて利他性を発揮する社員に育つからです。

適正な労働時間の励行と親孝行や子育て教育の実践

良い会社を目指す企業は重要な経営人事面の課題として意識しておく必要がありそうです。

小林秀司

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