社員は愛で育てるべし。

まだまだ暑さはありますが、ちょっと秋の気配を感じる頃になりました。
夕方になり、窓から入る涼しい風に吹かれながらこれを書いています。
まもなく残暑と雨の季節がやってきますが、美味しいものも増えてきますね。楽しみです。

みなさんこんにちは。土曜日の人、修士1年の井上竜一郎です。
先日滋賀県に視察に伺いました。2社訪問したのですがそのうちの1社について少し書いてみます。
伺ったのは、TIG溶接に特化し、アルミ、ステンレス溶接のプロ集団、株式会社ティグ水口さんです。

尾下社長にゆっくりじっくりとお話を伺うことができました。
印象に残ったのは「社員さんへの愛」でした。
社員を一枚岩にすることが経営者の仕事である、と仰る社長さんの色々なお話から社員さんへの愛情を感じました。

会社に人が集まればその仕事についてはどうしても、できる人、できない人が出る。そのできない人をどうするのか。
社長の答えは「待ってあげること」でした。

最初は全員参加できなかった社員旅行、来ない社員をどうするか。
これも「待つ」。自分から言ったり強制するのではなく、誰かが教えてくれるのを待つ。

目からウロコです。

また、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)のうち一番最初にすべきと仰る「躾」については「煩がられてるのはわかっているが、言い続ける。」こと。その人の将来を考えればそうなる。だそうです。

まさに親心。社長は社員の親であれ、とよく耳にしますが、実際よくわかっていませんでした。
具体的にこういうことだったのか、と身体で感じた気がしました。

一番驚いたのは、会社設立のときに社長が「仲良しクラブを作ろう。」と考えられた事です。
「会社は仲良しクラブじゃない!」と言われ続けていた私には、もう、カルチャーショック。

でも、本音を言えば「仲良しクラブ」の方が絶対に好きです。
このあたりにも、「良い会社」へのカギがありそうです。

他にもたくさんの工夫や仕組みがあります。すべては、社員を育てる愛情にあふれています。

大変勉強になりました。ありがとうございます。
学んだことは形にして、少しずつでも自社に落とし込んで行きます。
頑張るぞぃ!

<スナップ写真をいくつかご紹介します>


会社の門は、通学する小学生のために機関車です。
社内での改善の取り組み「小集団活動」の一環です。
ディテールが細かくしっかりで、こだわりを感じますね。


オールアルミ製のザク on ギター!
ザクは製作に3年かかったそうです。


掲示物はあまり撮影しないのですが心に響いたので。
「慣れあいでない優しさ」
「責め心の無い厳しさ」


次はこいつ、ちゃんと3体(ニヤリ)。
社内で自由研究のような時間があり
改善活動として取り組まれています。

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