企業における障がい者雇用のロールモデル、実現へ

先週から「〇〇らしい障がい者雇用を考える勉強会」を開催させていただいた企業があります。

〇〇には会社名が入るのですが、同社の経営理念が素晴らしいので、その経営理念が障がい者雇用でも実現できるようにという思いを込めて、研修のタイトルといたしました。人事部の皆さまとは打ち合わせを重ね、これまで人づくりに注力してきているということを確認し、また障がい者雇用に成功している企業への視察会も数回行い、かなりモチベーション高く当日を迎えました。

中間管理職以上の方20数名に参加していただき、調査研究した「障がい者雇用が企業経営にもたらす効用」についてプレゼンし、その後、理念研修スタイルでグループディスカッションそしてスピーチ、ファシリテーションと進めました。

今後は、研修や視察の継続、そして必要な実務サポートを当方のほうでしていきますが、各リーダーが旗振り役になっていただいて、自部署で障がい者雇用に取り組んでいってもらいます。

目標は、わが国の障がい者人口と同じ同社で5%の雇用率を達成することです。つまりこの会社では、いずれ20人に1人は普通に障がい者が働いている職場になっていくのです。

これに成功すれば、わが国の企業における障がい者雇用のあるべき姿のロールモデルになることは間違いないと確信しております。

第1回目の研修を終えて、これは絶対に成功すると手ごたえを得ました。

参加者アンケートの結果では、自部署で障がい者雇用に「ぜひ取り組みたい」「できれば取り組みたい」と回答してくださった管理職の方が8割を超える結果となったのです。「ぜひ取り組みたい」という方も4割に達しています。

前向きな管理職の方の部署で成功事例が一つ、また一つと出来ていけばあっという間に雇用率5%を達成できるのではないかと感じています。

そして、正しい理解をしたうえでの障がい者雇用ですから、ますます「チームワーク」「感謝・気配り」「モチベーション」「企業文化」に良い効用が及び、素晴らしい企業になっていくものと期待で胸が膨らみます。

この会社を「大切にしたい会社」の仲間に入れて差し上げたいと今、心から思っています。

小林秀司

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