関西道中記

小林秀司です。

先週は関西にまるまる1週間行っていました。
道中記をUPします。

〇三重、特例子会社 伊勢神宮

まずは三重県で特例子会社の設立をお手伝いをさせていただいたS社を訪問。

いました、いました。元気に当事者の方々が働いていました。
身体障害のお一人をのぞき、7人が重度の知的障がい者。
かれらの熱心な仕事ぶりは本当に心を熱くさせてくれます。

他の事業所でもみられることですが、ここでも担当者になった健常者社員のモチベーションが高まっているということを感じました。

重度障がい者の親御さん方が働けるようになったと感謝されているということです。
よかったです。

三重は障がい者雇用後進県ですから、今後、ぜひとも同社がお手本となるように牽引していってほしいと願っています。

そして、伊勢神宮へ

式年遷宮という20年に1度のイベントの最中です。

外宮は比較的空いていて荘厳さが感じられる佇まいでしたが・・・

内宮はこのとおりの賑わい(宇治橋前)

内宮は平日にもかかわらず初詣でかと見まごうほどの参拝客であふれ返っていました。

やはりここは2000年も続く日本人の心の故郷なのだと改めて感じ入りました。

正宮にて天照大御神様に手を合わせ拝礼奉りました。

人を大切にする会社づくりというありがたい仕事をさせていただいていることに心からの感謝をお伝えし、これからもいい社会づくりに精進することをお誓いしてきました。

〇和歌山入り、全国完全制覇

週半ばには三重から和歌山へ移動。
ここからは坂本先生と行動を共にすることに。
午前中は経営者協会会長の製造業の会社を視察させていただきました。

2008年6月に伊那食品工業に訪問して以来283回目の視察。
最後に残っていた和歌山県に足を踏み入れ、とうとう47都道府県すべてで優良企業の視察が実現しました。

感無量です。
本当に全国の皆さま、誠にお世話になりました。

午後は先生の講演会。
和歌山県知事、市長、労働局長と揃い踏み。
これから和歌山でも人を大切にする会社を増やすことて地域の活性化をぜひ計っていってもらいたいものです。

〇週末は大阪入り

週末は大阪で人を大切にする会社づくりの指導をしているH社でコンサルティングと研修。
すでに3年ほど理念研修を手がけ、坂本教授にもいい会社であると認識される会社になりました。

クレドが完成しました。
社長とひざ詰めで6か月間にわたってつくりこんできた力作です。
クレドは今以上、これ以上いい会社に永続的になっていってもらうために、あえてこの時期にリリースすることになりました。

いちばんのお気に入りクレドがこれ。

お客様の売上に貢献する会社づくり
“お客様の売上・利益創造活動に貢献する”ことを常に意識します。提案に際してはカンタン・キレイ・ベンリの視点をもって実行していきます。また、手づくりの温かさや真心を伝えることも忘れません。

会社が継続していくためには利益の確保は絶対条件です。
しかし、それを全面的に会社の価値基準にしてしまうとお客様の利益をそこねてまで自社の利益を優先するという行動がとられかねません。
それでは一瞬は利益が出たとしても、お客様に見透かされてやがて顧客は離れ、そして事業は衰退していってしまいます。

そこでこのクレドを据えました。
自分たちのする仕事でお客様の売上、利益創造に貢献することを絶対的価値基準としたのです。

同社のクライアントはお店ですが、自社の商品を使ってもらうことで商売が繁盛し稼いでもらうことを実現してもらうということを使命にしたのです。

そして、方法論としては同社の強味とするカンタン・キレイ・ベンリの提案を徹底的に磨き上げていくことで実現していくという意思も反映されました。

手づくり感、真心といったハートフルな対応も忘れずに実践していこうと共通認識を計っていくことになります。

実に根源的、本質的に大切な部分にうまくフィットしたクレドであると感じています。

毎日このことを社員が目にして耳にしていれば、間違いなくお客様から必要とされる商品づくりがされ続けていくはずです。

やがてお客様は同社なしでは経営が考えられなくなることでしょう。

現段階でも、入った瞬間になんていい空気感なのだろうと感じる同社ですが、これから、もっとすごい会社に成長をしていってくれるものと確信しています。

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「関西道中記」への1件のフィードバック

  1. 小林さん おはようございます!
    >2008年6月に伊那食品工業に訪問して以来283回目の視察。
    計算すると1週間に1度の会社訪問の計算になります。
    優良企業の視察というのは2008年3月に起業された時に立てた目標と貴社のベンチマーク事業と相まってこのような数字になってのでしょうね。
    数多くの会社訪問することで「元気な社員がいる会社のつくり方」の出版に繋がったのではないでしょうか?
    弊社も理念経営ができるよう、地道に前向きに歩んで行きたいと思いました。