ヒステリア

M2坂東です。

観てまいりました。
映画「ヒステリア」

この映画は女性の性的欲求不満が「ヒステリー」という
正式な病気として扱われていた19世紀、それを治療するために
いわゆるアダルトグッズである電動バイブレーターを発明した
医師をとりまくストーリーです。

しかしテーマから想定されるような淫靡?な雰囲気は全くありません。
女性の自立、というテーマが伏線的にからんで
ヒロイン役のマギー・ギレンホールが発する明るさ、前向きさが
終始画面を支配しています。

このマギー・ギレンホール、バットマンシリーズの「ダークナイト」では
ヒロインを演じたものの、かなり酷評されてしまい話題となりましたが、
個人的には、彼女がアカデミーにノミネートされた「クレイジー・ハート」
という映画が大好きで、気になっていた女優の1人でした。

いわゆる美人ではありませんが、不思議な魅力のある女優さんです。
本作は、彼女の映画、と言ってもいい作品ですから、
彼女を好きになれるかどうかで、この作品に対する評価が決まりますね。

ストーリー的には、もう少し深みがあっても…、という感じで、
淡々としすぎるところがもったいなくもありますが、
「医療電気製品として初めて特許を獲得したのが電動バイブレーターだった」
といった小ネタも随所にちりばめられていて、まずまず楽しめます。
気になられている方はぜひ劇場で!

ただし上映館数が極めて少ない映画ですので、その点ご留意ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「ヒステリア」への1件のフィードバック

  1. 坂東さん
    こんにちは!
    それにしても坂東さんは映画通ですよねぇ!!
    映画の紹介も上手だし、役者さんの名前も知っている。
    >「医療電気製品として初めて特許を獲得したのが電動バイブレーターだった」
    これは知りませんでした・・・・勉強になります。