「ゴールデンウイーク」「大型連休」どちらを使う?

皆さん、連休をいかがお過ごしですか。私は仕事柄、半分は仕事、半分は休日を楽しんでいます。きょうはこれからバレエコンサートの大ホールでのMCです。1度のご縁がリピート顧客につながり、心から嬉しく思っています。

さて、もう15年以上前になりますが、私がNHKでニュースを読んでいた時、4月から5月にかけての、この時期に気を付けていたことがあります。それは、うっかり「ゴールデンウィーク」と言わないことでした。
お気付きの方も多いと思いますが、NHKでは「ゴールデンウィーク」と言わず、「大型連休」という表現に統一しています。現在もそれは変わらず、放送を見たり聞いたりする度に、懐かしく思い出します。視聴者からのお問い合わせも多く、電話がよく鳴っていました。

ちなみに、【「ゴールデンウイーク」「大型連休」どちらを使う?】その理由については以下のとおりです。(NHK放送文化研究所HPより抜粋)

「ゴールデンウイーク」(黄金週間)は、連休で観客の入りがよかったため、この期間中に大作をぶつけるようになった映画界が、宣伝も兼ねて作り出したことばで、昭和27~28(1952~53)年ごろから一般にも使われるようになったようです。

しかし、1970年代の「石油ショック」以降、「のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ」といった電話が放送局に何本もかかってくるなど抵抗感を示す人が目立ってきました。また、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長すぎて表記の際に困る」など、放送の制作現場の声もありました。

そのうえ、週休2日制の定着で前後の土曜・日曜を加えると10日ぐらいになることもあり、ウイーク(週間)も的確な表現ではなくなってきました。このため、放送では原則として「ゴールデンウイーク」は使わず、「大型連休」を使っています。

とはいえ、言葉は時代とともに変化していくもの。プライベートでは普通に「ゴールデンウィーク」と言いますし、当時も今もそれが自然な流れだと感じています。いかがでしょうか。

それでは、充実した連休をお楽しみください。(福満景子)

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