人望のある経営者とは

先週(5/21)のゼミで坂本先生は、「力がある人とは、人望がある人です」と言われました。
力のある人について、漠としたイメージしか持ち合わせていなかったので、「人望」という言葉の意味を調べてみました。それによると「人望」とは、信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。あるいは、その人に対して多くの人が寄せる尊敬・信頼・期待の心。と書かれていました。

そこから、「人を大切する経営」を実践する「いい会社」の経営者について考えてみました。
「いい会社」は長きにわたり好業績を出し続けている会社ですから、短期的な稼ぐ力ではなく、長期的に稼ぎ続ける力が必要です。「いい会社」の経営者は、小さな成功に満足することなく、自分が引退するまで、否、引退した後も稼ぎ続ける会社を作る力(意欲)を持つ人です。


「人を大切する経営」を実践する「いい会社」の経営者は、人さまから尊敬・信頼・期待され、慕い仰がれる人です。私が出会った「いい会社」の経営者は、苦労や困難を乗り越え、人の痛みを我がこと以上に感じ取る、強く優しい方々でした。「いい会社」の経営者は、最初から人望があった方は稀で、多くの経営者は、永い時間をかけて、上図のようなステップで「いい会社」の経営者への年輪を重ねてきたように理解しています。

これらのことを考えたとき、二宮尊徳が言った「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」の意味を改めて想起しました。また、自己の未熟さと不徳を痛感し、生涯挑戦、生涯成長の覚悟を新たにした坂本先生の言葉でした。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆

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