ゼミの風景・坂本先生との出会い


この坂本ゼミに通う学生はみな、坂本先生との忘れられない出会いや思い出が2つや3つ、またはそれ以上を持って、それを大切に胸に秘めています。
私が坂本先生と出会ったのは渋谷の書店でした。3年前に、65万部のベストセラーシリーズ「日本でいちばん大切にしたい会社2巻」をふいに手に取った時です。

企業で講演や研修を担当するようになって、日本企業について学ぼうとしている中で出会いました。それまでの本と何が違ったか、それは今もよく覚えていますが、涙が止まらなくなるほどのやさしさに包まれました。
本の中で、会社は誰のためにあるのかを説き、経営者が大切にすべき5人に対する使命と責任について書かれていたことに衝撃を受けました。それだけではなく、日本理化学工業、伊那食品工業、中村ブレイス、柳月、そして、杉山フルーツなど、全国の生きた好事例が紹介されていて、日本にはこんなにも人を大切にする会社があるのかと驚いたものです。

そして、その本との出会いから1カ月で、当時のゼミ生と名刺交換をした際に「坂本光司研究室」の文字が飛び込んできて、その方がすぐに坂本先生と引き合わせてくださり、春に入学することになりました。

あれから3年、坂本先生について企業視察をし、前へ前へと突き進む坂本先生の背中をずっとみてきました。これまで7500社の企業を回った坂本先生ですが、「これまでの訪問企業の約1割は人を大切にする会社だった。日本の中小企業、約420万社の中にはまだまだ我々の想像をはるかに超える、いい会社があるはずだ。立ち止まらずに前へ前へと進み続けねば」と言います。

寸暇を惜しんで働く坂本先生の身近で学ばせていただくことで、私自身も常に真摯に、人を大切にする仕事を続けていきたいと気を引き締めています。それでは、きょうも健やかに、笑顔の日曜日を。(福満景子)
(写真は鹿児島視察の際)

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