《高齢者・介護・障がい者向け》用シューズ【あゆみ】

1年前

《高齢者・介護・障がい者向け》用シューズ【あゆみ】。

平成7年に末期胃がんで1年数か月頑張って亡くなった母を思い出す。熱を冷ます為に水が片足にたまり、ふくらはぎと足がむくんで靴が履きづらかった。
片足ずつ、かかとの高さが違う、横幅が違うあゆみを知っていればと思った。
83歳になる義父、去年、転んでから体調が悪く心配した。早速、妻が確認する機会に恵まれる。

香川県さぬき市の徳武産業さん。優しい靴が生まれたのは、十河会長ご夫婦、社員が倒産寸前まで追い込まれた経験が生きている。
坂本光司、法政大学大学院教授の累計70万部になる、『日本でいちばん大切にしたい会社3』の最初に紹介されている。

奥様のお父さんの突然の死から社長に就任したが、先代社長への負けん気が強く社員や義母とのトラブルがあった。
義父の3回忌に住職から先代と競うのではなく感謝しなさいと言われ先代への感謝をすると好転換する。

住職との出会い。究極の人間の幸せは4つと教えられた、「日本理化学工業」の大山会長。
名誉欲や喰うために政治家から政治屋になている昨今、住職も喰えなくなりつつあり儲けを優先している住職が多くなっていそうなので、今後は住職から教えを請うのは困難だ。

私は、障がい者は生まれつきもあるが家庭環境もあると思っている。
自然への感謝、夫婦共に感謝、両親にも感謝、、、と言うのは自分自身の反省からだ。まだ不十分だが、「自分が自分が」を捨てて感謝に換えると世界は変わったからだ。

通販会社からルームシューズのOEMの話が持ち込まれ、努力の上に努力を重ねた商品がヒットする。取引先に提案できるOEMへと移行し、奥様の発案の旅行用のポーチもヒットした。
ところが、1993年に通販会社の担当者が替わり、考え方等が合わなくなり、大幅な売上ダウン。有望な若手社員が次々と辞めていった。
担当者が替わった途端に良くも悪くもなる場合がある。

今回も2月22日から24日の坂本ゼミ春合宿・個別視察でも素晴らしい企業だと思えるが、ある取引先群が90%と言う企業があった。
担当者の交代等によって怖いのだ。静岡県浜松市の「沢根スブリング」さんのように最大の取引先は10数パーセントでも、さらに下げようとしている。

下請けの立場に懲りた十河会長、坂本教授「正しいことをし続けていればエンジェルが登場する旨のことを言われる。
特別養護老人ホームを経営している友人が、「高齢者が転ばないような履き物をつくってくれないか」と相談される
ルームシューズを作っているので何とか作れるだろうと思ったが違った。一人一人違うし、一人も両足で違うのだ。

十河社長ご夫婦、社員が老人施設等を訪ね一人一人に聞いて試作品を作り履いていただく、意見を聞くの繰り返し。
ようやく何とかなりそうだと思い、会社経営に戻ると、同社の3本柱である旅行用スリッパ、ポーチ、ルームシューズを若い人、三人に任せたが売上は3割ダウン、1995年の決算では2千万円の大赤字。

でも、エンジェルは見ていた。その年があゆみシューズを発売した年になった。
金曜日の投稿で紹介したお客様からのお礼状が山のようにくる。

同社のHPがしっかりしている。自宅での足のサイズの計測の方法、近くの取扱店も確認できる。

同社は3月23日に第6回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の2回目の受賞企業だ。

同社のFacebookページがある。「いいね」をお願いしたい。

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