【人を大切にする経営学会】と学会員が大切にしている人々がいる。

【人を大切にする経営学会】と学会員が大切にしている人々がいる。障がい者と障がい者を支える人々だ。その方々に可能な限りタグ付けさせていただきます。

学会理事の川田 修プルデンシャル生命保険株式会社エグゼクティブ・ライフプランナーの昨日の学会りのメルマガの巻頭言だ。
「高次脳機能障害の女性がシンデレラになった日 その後」
                 
2015年6月 第30回目のコラムで「高次脳機能障害の女性がシンデレラになった日」という高次脳機能障害という障碍をもつ居村さんという20代の女性をアシスタントとして雇用している話を寄稿しました。

前回のコラムを読んでいない方のために簡単に説明しますと、私の仕事は生命保険の営業で、プルデンシャル生命という外資系の生命保険会社でフルコミッションの報酬形態で働いています。
会社からは給与ではなく事業所得として収入を得ていて、営業としての実績を上げなければ、自分の収入(売上)がゼロになってしまうこともある仕事なので、営業活動の時間とプライベートの時間を得るためにアシスタントを個人で雇用することが認められています。アシスタントには会社に常駐してもらい、私の代わりに事務的な事をしてもらっています。

株式会社アイエスエフネットの渡邉幸義社長と坂本光司先生との出会いをきっかけに、それまでは安田さん一人だけをアシスタントとして雇用していましたが、2013年から居村さんに事務の仕事のサポートとして加わってもらい、現在も雇用は継続中で、今年の5月で4年が経とうとしています。

雇用した最初の頃は、資料をホチキスで留めることもできず、会話を進めることもなかなか難しい状態でしたが、今では、安田さんが一つ指示を出せば、マニュアルを見ながら作業に取りかかり、一人で仕事を完結しています。そのマニュアルも、安田さんの手を借りながら自身でPCを使って作成したものです。

このように居村さんの目覚ましい成長ぶりは枚挙にいとまがありませんが、今回は、障碍者雇用が私の仕事や所属する支社の中でどのような成果をあげているのかを具体的にお話したいと思います。
フルコミッションの営業である私達は、外に出てお客様の保険加入を行う営業活動以外に、書類の発送、電話応対、顧客情報の入力やメンテナンスなど事務的な仕事も全て自身で行います。

新しいお客様を見つけることと同じく、既存のお客様への対応もしっかり行って行かなければなりません。そのような時間に追われる日々の中で私が常々考えてきたことが「お会いする機会は頂いたが、その時は保険のニーズが
なく商談まで至らなかった方」へのフォローが出来ていないことでした。

その時加入頂けなくても、ライフステージの変化があれば加入のニーズが出てくることもあります。せっかく頂いたご縁を繋げていく方法として「保険のお役立ち情報」などの資料をDMとして定期的に送ってみたらどうかと考えましたが、アシスタントの安田さんはすでに手一杯なので、居村さんに資料のプリントアウト・封入・発送を一手に任せるようにしました。そして、このアプローチを始めて4年、新規のご契約をお預かりすることができるようになりました。

この成功例をもとに、現在では支社長が新たにアイエスエフネットライフで就労支援を受けていた精神障碍の女性を採用し、支社の中でDM発送を希望する営業マン、ウーマンのためにその女性が週1回が出社して発送業務にあたって
います。DM発送を始めた同僚からは、お客様から問い合わせが増えているとの声が多く聞かれています。

今までの仕事を切り出して負担を軽減すれば、新しいことに挑戦する余力ができ、同時に切り出された仕事で雇用が生まれます。「健常者しか働けない」という視点を「人にやさしい」という視点に変えれば、素晴らしい相乗効果が生まれるのだということを身をもって体験しました。このように、将来、すべての障碍者がちゃんと戦力として働いている、そんな社会が実現したらとっても素晴らしいことなのではないかと考えています。

まだまた踏み出した一歩は小さいものですが、障碍者と健常者が当たり前に同じ職場で働く未来を思い描きながら、努力を続けて行きたいと思っています。

日本を変えつつある、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の第7回の授賞式が21日に法政大学で開催された。

1.3年前に設立した「人を大切にする経営学会」も相乗効果で日本を変えようとしている。

学会の年会費は4月から3月までで新規入会者には入り易い。
・年会費は個人会員1万円、団体会員5名まで5万円、学生会員1千円。入会金はありません。
・毎週金曜日は学会員にメルマガが発信されます。
・推薦者は、学会員でお知り合いの方、坂本ゼミのOB・OGを含むゼミ生の名前を記入してください。
・後で、学会の役員を紹介させていただく。会ったことはないけれど憧れの経営者等もいると思う。

「人を大切にする経営学会」への入会は、
こちらから申し込みができます。
http://www.htk-gakkai.org

2.「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の受賞企業のトップ3名と学会会長の法政大学大学院 坂本光司教授の講演会が
中部支部の設立/公開フォーラムとして、4月19日(水)に名古屋駅から地下鉄で8分、徒歩1分の愛知大学車道キャンパスで開催する。
中部以外、全国から参加できます。

「人を大切にする経営学会 中部支部」設立/公開フォーラムのご案内

日時: 4月19日(水)13:30-17:00 

場所: 愛知大学 車道キャンパス K901教室(定員160名)

「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」
第1回 経済産業大臣賞受賞   未来工業株式会社 
第2回 中小企業庁長官賞受賞  日本ウエストン株式会社 
第4回 中小企業庁長官賞受賞  沢根スプリング株式会社

【講演1】13:30-14:10
「5方良しの経営学が企業を安定成長させる」

人を大切にする経営学会 会長、法政大学大学院政策創造研究科 教授 坂本 光司

【講演2】14:20-15:00
「みんなが幸せになる会社を目指して」
 日本ウエストン株式会社 お客様担当代表責任者 臼井 麻紗杜

【講演3】15:10-15:50
「会社を永続し、人生を大切にする会社づくり」
沢根スプリング株式会社 代表取締役 沢根 孝佳

【講演4】16:00-16:40
「労働時間が短いから業績が上がる」 
未来工業株式会社 代表取締役社長 山田 雅裕 

参加費: 会員1,000円 非会員2,000円 (懇親会参加費2,000円)
今回から会員になる場合は、会員の参加費となります。
お申し込みは

info@htk-gakkai.org 
まで、次をご記入ください。
①.4月19日に参加する。
②.電話(携帯)番号
③.住所 〒
④.会社名
⑤.役職
⑥.人を大切にする経営学会会員か非会員か
  会員の場合は会員区分(□団体会員 □個人会員 □学生会員)
⑦.懇親会に参加するか否

3.学会の紹介
設立趣旨
1960年代の高度経済成長期、旺盛な需要と円安経済に支えられ、わが国経済は夢と希望に満ち溢れ、その牽引車であるわが国企業の起業家精神は高く、その業績も総じて高水準でした。
しかしながら、その後、経済社会のボーダレス化・グローバル化、さらにはソフト化・サービス化の進行や国民所得の向上等が相まって、わが国経済の活力は次第に低下していきます。
こうした劣化する経済活力、とりわけ企業の起業家活動を活発化させるため、この間、政府はもとより、わが国企業も、よりグローバルな視点からその経営戦略を再編するとともに、なお一層の生産性強化・競争力強化に取り組んできました。

しかしながら、その結果としての現実はというと、依然、低水準の経済成長にあるばかりか、企業の赤字率も年々高まり今や70%を超えています。
こうした厳しい経済環境の中ではありますが、全国各地には好不況を問わず高い業績を持続している企業が少なからずあります。こうした企業は、高度経済成長期においてはそれほど目立つ存在ではありませんでしたが、近年その経営学が学会のみならず産業界においても注目されてきています。
好不況を問わず好業績を持続する、いわば「景気超越型企業」「景気創造型企業」や、そこで実践されている企業経営の学術的研究は、未だ緒に就いたばかりであり、これから、なお一層の研究がまたれますが、その最大級の特長は、「企業に関係する人々の幸せを最重視した経営学の実践」と、言い切る研究者も増加傾向にあります。
業績重視・技術重視・シェア重視といった経営ではなく、人の幸せを重視する経営の実践こそが、結果として企業に安定的な好業績をもたらすという経営学の普及・深化は、単に産業界の経営の在り方だけではなく、広く医療関係者や、産業支援機関関係者に多大な影響を与えるものと思われます。

そこで今回、私たちは「人を大切にする経営学」をなお一層深め、その理論化・体系化を研究するとともに、再び活力に満ち満ちた企業や社会の創出を目的に、「人を大切にする経営学会」を設立することといたしました。
学会の活動は、学際的となりますので、大学研究者・大学院学生はもとより、企業経営者や起業家、弁護士や公認会計士など専門家、産業支援機関の担当者や行政関係者、さらには医師や産業保健福祉士等、医療関係者等の参加をお待ちしています。

4.学会役員
顧問
清成 忠男(事業構想大学院大学 顧問)
西水 美恵子(元世界銀行 副総裁)
塚越 寛(伊那食品工業株式会社 代表取締役会長)
小野寺 利孝(小野寺協同法律事務所 弁護士)

会長・副会長
<会 長> 
  坂本 光司(法政大学大学院 教授)
<副会長>
  近藤 宣之(株式会社日本レーザー 代表取締役社長)
  竹内 利明(武蔵野大学 客員教授)
  西浦 道明(アタックスグループ 代表パートナー)
  中野 千秋(麗澤大学 教授)
  藤沢 久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)
常任理事
青木 仁志(アチーブメント株式会社 代表取締役社長) 
赤岩 茂(税理士法人報徳事務所 代表社員・理事長) 
内山 隆司(税理士法人東海浜松会計事務所 会長) 
奥村 繁子(福井県中小企業経営革新フォーラム 会長) 

桂 信太郎(高知工科大学 教授)  
川原 正孝(株式会社ふくや 代表取締役社長) 
古田土 満(税理士法人古田土会計 代表社員) 
佐藤 和夫(株式会社あさ出版 代表取締役) 
沢根 孝佳(沢根スプリング株式会社 代表取締役) 

島津 明人(東京大学大学院 准教授)
田中 孝(医療法人社団聖敬会田中医院 理事長・医師) 
田舞 徳太郎(日本創造教育研究所グループ代表)
錦戸 典子(東海大学 教授) 
野長瀬 裕二(摂南大学 教授) 

樋口 一清(法政大学大学院 教授)
樋口 友夫(株式会社天彦産業 代表取締役社長) 
山田 勝彦(青葉総合法律事務所 弁護士) 
山田 伸顯(嘉悦大学大学院 非常勤講師)
渡辺 尚(パソナキャリアカンパニー プレジデント) 

渡辺 幸義(株式会社アイエスエフネット 代表取締役)
*50音順

理事
安部 博文(電気通信大学 特任教授) 
荒木 恭司(島根電工株式会社 代表取締役社長) 
井上 修(伊那食品工業株式会社 代表取締役社長) 
井上 武(LFC株式会社 代表取締役会長) 
岩部 金吾(文化シヤッター株式会社 取締役相談役) 

鵜飼 俊吾 (昭和測器株式会社 代表取締役) 
臼井 麻紗杜(日本ウエストン株式会社 代表取締役)
大山 泰弘(日本理化学工業株式会社 会長) 
川田 修(プルデンシャル生命保険株式会社 部長) 
小林 勇治(株式会社ミーコッシュ経営研究所 所長) 

田中 久夫(高崎経済大学 副学長) 
十河 孝男(徳武産業株式会社 代表取締役会長)
中村 俊郎(中村ブレイス株式会社 代表取締役)
西 泰宏(西精工株式会社 代表取締役社長)
西原 茂樹(牧之原市 市長)

平松 きよ子(株式会社たこ満 相談役)
藤井 正隆(株式会社イマージョン 代表取締役社長)
松井 清充(中小企業家同友会全国協議会 専務幹事)
三村 聡 (岡山大学 教授)

森越 まや(株式会社ラグーナ出版 代表取締役会長・精神科医)
山内 忠行(株式会社ヤマウチ 代表取締役会長)
山田 悟(株式会社エクミス 代表取締役社長)
山田 雅裕(未来工業株式会社 代表取締役社長)
渡辺 良機 (東海バネ工業株式会社 代表取締役)

*50音順

監事
岡野 哲史(税理士岡野哲史事務所 所長)
玉越 直人(株式会社WAVE出版 代表取締役社長)

事務局
<事務局長>
  佐藤 和夫(株式会社あさ出版 代表取締役)
<事務局次長>
  藤井 正隆(株式会社イマージョン 代表取締役社長/法政大学大学院中小企業研究所 特任研究員)
<事務局支援スタッフ>
  坂本 洋介(株式会社アタックス コンサルタント/法政大学大学院中小企業研究所 特任研究員)
  白石 史郎(事業構想大学院大学事務局長/法政大学大学院中小企業研究所 特任研究員)

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