「人を大切にする経営学」を初めて知った時、まるで中国古典「易経」を「企業のあり方」

名古屋市の易経の大家、「竹村亜希子」先生がこんなことを言っている。

法政大学大学院教授の「人を大切にする経営学」を初めて知った時、まるで中国古典「易経」を「企業のあり方」として意訳されているように感じました。

教授も同じことを感じているようだ。

竹村先生、【正しい経営とは何か】

では、正しい経営とは何か。
それは、「事業とは何か」ということでもあります。
じつは「事業」という言葉も
易経が出典になっています。紹介しましょう。
 
「化してこれを裁する、これを変と謂い、
推してこれを行なう、これを通と謂い、
挙げてこれを天下の民に錯く、これを事業と謂う」
 
竹村 意訳:
時の変化に応じて切り盛りすることで新たに変わり、
そして物事を推進して通じさせて、社会に貢献する、
これを事業という。
 
事業の本来の意味は、
変化の原理原則に従って社会の役に立つことです。
リーダーは飛躍、発展の一方で、
その奥底に流れる道理を決して見失ってはならないのです。
 
「変化」を陰陽に分けると、
「変」が陽、「化」が陰です。
陽は変を発して、陰がそれを受けて化すのです。
化すは、新たなかたちに化ける、
化成するという意味です。
まず、自然の変化の法則に応じて化すことで
社会を変える新しい推進の力が生まれるのです。
 
もう一つ、事業に関する言葉を紹介します。
 
「美その中(うち)にありて、四支に暢び、事業に発す。
美の至りなり」
 
竹村 意訳:
柔和に受容する精神が
体の隅々まで行き渡るようであったら、
それは陽光がにじみ出るように、
その人の行う事業に現れる。
 
「美」とは最高の陰徳とされる美徳のことです。
事業を発展させ、長く保つには、
うちなる美徳を養うことが大切だと
易経は教えています。

竹村先生には、21日に静岡県中小企業経営革新フォーラム21で浜松市で講演をいただいた。
坂本教授の最新刊「人を大切にする経営学講義」が参加者に配布された。
竹村先生、合間を見て読んでいることだろう。
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竹村先生は12月7日に新刊「易経 陰の巻―結果が出ないときはどうしたらいい? (こどもと読む東洋哲学) 」を出す。
3月の発刊したものと同じコラボだ。子どもを読む意味は大人が読んで子どもに分かり易いようにと私は解している。
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