「お宅は儲かっているから、人に優しい経営ができるのではないですか?」

「お宅は儲かっているから、人に優しい経営ができるのではないですか?」

「利益が出ないと人本(人間本意)経営はできないのではないですか?」

人に優しい経営をしている経営者や法政大学大学院 坂本 教授によく質問をされる問いだ。

「逆だ。
社員を大切にしているから利益が出ている。ストローという産業は儲けにくい。
でも、ストロー産業に進出することはそんなに難しくない。
中国では、数千社のストロー会社があるが、双童だけが儲けている。
それは社員を大切にしているから。

私自身がお金を儲けているのではなく、社員さんみんなが儲けたお金です。

感情だけの経営(人に優しくするだけ)だけではダメで、厳しさも必要だ。
厳しさは高品質等に出てくる。
感情だけの経営はやらない方が良い。

社員とトップ・企業の双方向でのお互いの気持ちを理解していることが大切だ。

坂本教授、楼会長の言う通りたが、日本の経営者はなかなかやろうとしない。

人に優しい経営をやらないで儲けとかシェアを追うと儲けないし会社がやがて滅びることもある。

楼会長の強い信念で社員を大切にしたからという答えは背中が震えた。

昨日、坂本教授とゼミ生等で訪ねた、中国の義鳥(いうう)市にある双童(そうどう)日用品(ストロー)有限会社の参加者の岡山市のセリオの壱岐社長の質問対する楼会長の答えは多いに参考になると思う。

例えば、社員はまだ採用していなくてお客様も少ない場合は、家族に自分の夢を伝えて奥様等を優しく言動して、お客様には貴方の会社からはずうっと買いますよ。
仕入業者等の社外社員にも夢を話し一緒にやり、結果としての儲けは50:50だ。
豊田佐吉は夢を語った。
最初の奥さんは狂っていると離婚したが、2番目の奥さんは毎晩、聴いてくれたようだ。

社員を採用したら、社員を優しさだけでなく厳しさも持ち、共に成長していく。

楼会長は2006年に非価格路線に舵を切っている。
2012年には幹部社員が多くの部下社員を連れて退職したようだ。
その時の経験も生かしている。

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