中国企業を視察させていただく機会がありましたので、本日は、その福利厚生制度をご紹介

中国企業T社の「家族も喜ぶ福利厚生」

おはようございます。中部支部の諸戸です。

中国企業を視察させていただく機会がありましたので、本日は、その福利厚生制度をご紹介したいと思います。

訪問したのは、浙江省のT社。
従業員1,000人規模の製造業で、水筒などを製造販売しています。
今風に言うと、サーモボトルとかステンレスボトルなどと呼ばれる商品です。
日本にも輸出していて、イオンやホームセンター向けに販売しています。

T社は人口200万人程度の市に立地しています。
従業員の多くは、地方からのいわゆる出稼ぎの方です。

T社では、出稼ぎの方のために社員寮が準備しています。
人数が多いために本社ビル以上の規模です。

また、社員寮というハードだけでなく、小さな子供を故郷に残してきている社員のために、夏休みなどには、故郷の家族を呼び寄せることを認めており、費用面でも補助をしています。
さらに、故郷から出てきた子供たちや家族のために、さまざまなイベントを開催しています。キャンプやバーベキューなど子供が喜びそうなレクリエーションを開催したり、遊びだけでなく、塾のような活動もしています。

T社は、社員寮を建設してからすぐにこのような活動を始めたわけではありません。
始めた理由を尋ねると、呼び寄せることを始める前は、故郷に残してきた家族や子供たちに事故があったり、家族関係がうまくいかなくなったりといろいろな問題があり、出稼ぎの方にとってはあまり幸せとは言えない状況だったそうです。
このような状況を放置するのは良くないと考え、家族を呼び寄せる制度を始めたそうです。
社員とその家族を幸せにするという、坂本先生のお話しに通じる考えがそこにありました。

ちなみに、地元に住んでいる社員の離職率はほぼ0%、出稼ぎの方の離職率は5%程度とのことでした。
出稼ぎの方は、故郷の事情もありますので、一般的には離職率は高いのですが、この会社ではかなり低くなっています(旧正月で故郷に帰ると休み明けには理由も告げずに戻ってこない、ということがありますがT社では皆無とのことです)。

このような活動が、社員のモチベーションを高め、日本の大手小売業に採用されるレベルの商品を製造できることにつながっているのかもしれません。

中部支部事務局 諸戸和晃

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