「ZOZO」の社名変更新聞広告に思うこと

10月1日、通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが「ZOZO」に社名変更する告知を新聞掲載した全面広告はご覧になられましたか。

広告の内容は前澤社長と社員の良好なコミュニケーションを表した写真と「拝啓、前澤社長。」と題した社員一同からのメッセージとなっていて、その員一同からのメッセージが評判となっています。

以前は、このような社名変更の告知広告は、社長からの新社名への思いや、社名変更に至った経緯、今後の事業展開についてと言った経営者側から株主や顧客へのメッセージが主体でしたが、「ZOZO」は社員からの会社と前澤社長への思いが表現された内容で、前澤社長自身が「社名変更の新聞広告出しますが、社長確認なしでいいですか?ってこういうことだったのね。まあ控えめに言って幸せだわ。返信:社員たちへ、もっともっとやれ!笑。」とtwitterに投稿している通り、その詳細は社長も知らされていない社員主導だったようです。

最近何かと話題になる目立ちすぎる前澤社長に対して世間からの嫉妬や反感を回避するための計算されたブランディングと捉えられないこともないですが、私は「会社は社員が主役」と堂々と宣言できることは良いことだと思いましたし、社員の会社に対する好感度やモチベーションが上がる「インターナルマーケティング」としては大成功だと評価しています。

そしてこの「ZOZO」の取り組みをきっかけに日本の企業がもっと社員と会社が良好な関係を築こうと努力する「インターナルマーケティング」に力を入れるようになると良いなと思いました。

写真は日経新聞を添付させていただいた。

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