中国のIT事情について

おはようございます。中部支部事務局の諸戸です。
本日は、中国のIT事情について投稿します。

本ブログとは直接には関係しないテーマで申し訳ありませんが、学会支部のフォーラムに中国IT産業のトップ企業であるアリババ(ジャパン)の香山社長が登壇されたり、法政大学時代の坂本ゼミでも中国視察が実施されるなどしていますので、このテーマで投稿させていただきます。

また、本記事は
・中国に行ったことがない
・行ったことはあるが、十年以上前のこと
という方向けのものです。頻繁に出張されるような中国通の方には参考になりませんのでご了承ください。

さて、中国のITビジネスの中心地は、北京、深圳、杭州の3都市だろうと思います。
この3都市には、ITビジネスのトップ企業が集まっています。

北京には中関村という地区があり、ここにITベンチャーが集積しています。
中関村の近くには、清華大学や北京大学などのトップ大学があり、優秀な若者がベンチャービジネスにチャレンジしています。
昔から賑わってはいましたが、10年くらい前はただの電気街でした。
中国の家電小売店舗は、日本のような1社による量販形式ではなく、数階建ての建物の中に、パーテーションで区切られた6畳くらいの小さなお店がたくさん並んでいるスタイルで運営されています。
中関村もそんな建物がたくさんある「だけ」地域でしたが、ここ数年で様変わりしました。
ベンチャーを支援するインキュベーション企業が次々に進出し、金融や経営管理などのサービスを提供しています。
先日、中関村のベンチャーファンドと意見交換しましたが、
・中関村のベンチャーと海外の技術を連携させ、さらなるバリューアップを考えている
と言っていました。日本にも投資をしたいとも言っていました。

深圳は「赤いシリコンバレー」として日本でもすっかり有名になりました。
視察に訪れる日本人で賑わっています。
北京に中関村という地区があるように、深圳には華強北路という地区があります。デジタルガジェットの集積地です。
電子部品が放つ光がものすごくて、夜歩くと、その光にやられて眩暈を覚えます。
1年位前に、華強北路を南北に貫く地下鉄が開通しメインストリートが整備されたようで昔ほどの雑然とした感じはなくなりました。
また、深圳には、華強北路のデジタルガジェットのほかにも、電子決済、ドローン、電気自動車、自動運転試験中の公共バス、無人コンビニなど雑誌のテーマになるような企業や場所が多数あり、視察のネタに事欠きません。

杭州はアリババの拠点があることで有名ですが、アリババ本社のすぐ近くには、ネットイース(網易)というイーコマース(EC)企業もあります。
網易は、越境EC最大手で、海外の商品を彼らの海外子会社が購入し、それを彼らのサイトで販売するスタイルで運営しています。
先日訪問して意見交換してきましたが、日本商品は人気で、販売額の国別ランキングでは総合3位とのことでした。
越境ECなら進出しなくても中国市場にアクセスできますので、これを狙って視察や相談に訪れる日本人が多いようです。

視察しても、すぐに売上につながることもないでしょうし、深圳の発展モデルがそのまま日本の参考になるというわけでもないとは思いますが、この3都市を視察する人が絶えません。
みなさん、世界の動きから刺激を受けたいということのようです。

本ブログとは直接には関係しないテーマで申し訳ありませんが、坂本先生の海外視察ツアーが運営されることもあろうかと思いますので、初歩的な情報ですいませんが投稿させていただきました。

中部支部事務局 諸戸

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