「ベイリ-と(11歳の)ゆいちゃん」

私はベイリ-と6年ぐらい一緒にいます。
私にとってのベイリ-の存在は友達です。
ベイリ-がそばにいてくれると入院中のつらいことも忘れさせてくれました。
お疲れ様ベイリ- ありがとうベイリ-。
これからはゆっきり休んでね。
おいしいものをたくさん食べて元気でいてね。

1月27日に放映されたNHKスペシャル、「ベイリ-と(11歳の)ゆいちゃん」は涙ぐむと共に障がいを持つ子供たち、大人たちに希望をもたらしてくれた。

神奈川県立こども医療センタ-には、我が国初のセラピ-犬「ゴ-ルデンレトリバ-のベイリ-」がいる。
同医療センタ-には400人の子供たちが入院している。ベイリ-は9年間で3000人以上の子供を支えてきた。
ゆいちゃんは生まれながらに胃が悪く6年間入退院を繰り返した。5歳の時に小腸の大部分を切除して普通は4メ-トルある小腸が25センチしかない。
長くして栄養を吸収する手術をした。5時間の手術、1週間後に飲める予定の水もおあづけとなり2週間目に100CCの水を飲めて1日で飲んで手術が成功したことを証明した。
3か月の予定の入院が1か月早くなり夏休み明けに仲間と共に登校することができた。

セラビ-犬が寄り添うと痛みが弱くなったり回復が早まったりしている。
ベイリ-は11歳で人間では80歳、後任のアニ-がいるがゆいちゃんだけはベイリ-の担当だ。冒頭の挨拶は、ベイリ-の引退式の時のもの。大勢の子供が集まった

私、知野は平成7年に20日間大病院に入院し子供好きなので同じ階の小児病棟にリハビリも兼ねて毎日通った。
婦長さんから「昼間は親子共に元気で楽しく遊んでいるか、夜は親子共にすすり泣いています」と言われた。明日、数か月で命を亡くす子供達もいる病棟だった。

ベイリ-は静岡県立子ども病院にいて神奈川県立こども病院に行った。https://sippo.asahi.com/article/10561079

セラピ-犬は広がっている。
北里メディカルクリニックでは、高齢者のリハビリに寄り添うモカが紹介された。
意識が薄く家族が寄り添っても反応がなかったおばあちゃんが意識を戻し言葉を発した。
人間は35000年前はオオカミと食べ物を争っていた。人間はおとなしいオオカミ同士を交配に交配を重ねて犬を生んだようだ。オオカミも人間といれば食料にありつけるし人間も他の動物の襲撃にも備えることができる。
ロシアでは同じイヌ科のきつねのおとなしい同士を交配させて6年6世代でイヌに似た甘えるきつねを生んでいる。現在は56世代目で記憶や学習の中枢の海馬は2倍の能力がある。
麻布大学の菊水教授は4年前にアメリカの雑誌サイエンスに「人とイヌの間にはオキシトシンホルモンを介した強固な絆がある」と発表して話題になった。

私は犬を飼っているが、この番組を見て「やはりそうか」と思い絆が厚くなった。

2月27日(水曜日、26日深夜)午前0時40分から1時29分まで再放送される。
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20190109/index.html

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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