辞めた会社の悪口は言わない・・

昔に比べて、転職することに抵抗がなくなっています。

さらに、世間でいう「ブラック企業(大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む企業)」に、運悪く就職しまうこともあるでしょう。

当然、人生一回きり! そうした会社に長居は無用です。転職することは、当然の意思決定です。

私自身は、比較的長く勤めた方で、26年半、お世話になったコンサルタント会社でしたが、坂本光司会長との出会いをきっかけに退職しました。

22歳に初めて社会に出てから、あっという間です。社会のことなど、右も左もわからず、田舎した私は、成果主義、年功序列・・そんなことも何もわからないままに就職しました。前職は、今の世間の基準で言えば、毎年、同期が約60名入って、数名しか残らない会社でしたから、ブラック企業なのでしょう。

しかし、私自身、毎日、新しい人と出会い、通常だったら会えないような経営者にもお会いできて、刺激的な月日を過ごすことができたと感謝しています。業績へのプレッシャーも半端なく、キツイ毎日でしたが、そうしたことも自分なりに楽しんでいたと思います。

毎月、200名近くのコンサルタントの売上順位が出て、給料と連動といった会社でしたから、当然、いい時も苦しい時もありました。幸い、上司に恵まれたお蔭で上位にいて、起業して経営者をやっている今よりも多くの報酬を得ていましたが、明日の保証もなく不安も頭の片隅にありました。

今では、前職で一緒だった方は、一人だけですが、起業した後、前職の方の何人かが当社に入社され、しばらく一緒に働いていたことがあります。
その中の一人は、毎日のように、前職の会社の悪口を職場で言っていました。

私自身、入社した当時と変わったことも退職した原因の一つですが、悪口を聞く度に不快になり、ある時、

「あまり、前の会社の悪口を言わないでください」

と、年齢的には先輩でしたが、率直に申し上げたことがあります。そうしたことをきっかけに、当社を去ることになりましたが、私は、お互いにとって良かったと、後で振り返ってもよかったと思います。

気持ちは、多少わかります。しかし、私自身、聞くことが不愉快でたまりませんでした。
退社する理由は人それぞれにあります。
そして、人はなぜ辞める時は理不尽な理屈を第一に考えてしまうのは致し方ありません。

一つだけ言えるのは、
「過去の愚痴を言う人は、現役ではない」
ということです。

少し前に、
「自分の会社の自慢をする経営者は、現役でない」
と書きましたが、同じです。いい会社の経営者ほど、自社はまだできていないと考えていると思います。実際、問題がない会社などないからです。また、実績を自慢するということは、過去に生きているということではないでしょうか?

現役で、今に仕事に集中していたら、過去の愚痴を言う時間なんてあるわけありません。24時間365日いろいろと考えて実行していても、なかなか簡単にうまくいくほど甘くないと思います。

そして、何よりも、運がなくなります。

愚痴ばっかり言う人と一緒にいたいと思いません。少なくとも私はそうです。

たった一度の人生で、愚痴を言う時間に費やすのは、どう考えても「もったいない!」

と感じます。

人は、いつも考えている通りの人間になる!

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