第7回関西支部公開フォーラムに参加して

 この4月から人を大切にする経営学会人財塾に入塾させて頂いた 中村敏治 です。本当に素晴らしい学びと出会いで刺激を頂きながら、毎日感謝して過ごしています。
先日、関西支部公開フォーラムに参加して感じたことをお伝えしたいと思います。
 
 講演者は、株式会社アドバンティク・レヒュース 堀切社長、株式会社岩本モデル製作所 岩本社長、人を大切にする経営学会 坂本会長です。

 堀切社長は、現在37歳の2代目社長。初代社長の”無私利他”の覚悟や姿勢をずっと観てきてその理念を引継ぎ、更に自分らしさも経営に反映されています。「関わる人全員を幸せにしたい」この想いで経営してきた姿勢が、関係者からも信頼され3社との合併に繋がる。どの企業も「あの会社なら心から信頼できる」その信頼感があったからこそ共に働くことに繋がったのだと思います。社長の目標は「1人も退職者、事故の犠牲者を出さないこと」。不幸にも過去に事故の犠牲者を出してしまった社長は、月命日には必ずその家族を訪れるという。
 
 岩本社長は、現在47歳の2代目社長。初代社長を尊敬し背中を観て学んできた。志は、堀切社長と全く同じである。岩本社長の最も素晴らしいところは「社員にとことん寄り添う」こと。「ご縁を頂いた社員は、価値観が1人1人全く違う。それを”ありのまま(個性を)”受け入れ、社員の出来ることを精一杯して良いところを伸ばもらう。それが私の役割だと考えています。」愉快に冗談を飛ばす岩本社長だが、忍耐強く人に接して来られたからこそ滲み出る人に対する優しさを感じる。懐の深い経営者である。

 坂本会長は、多岐にわたる話をされたが1点だけ触れさせて頂きます。
「自分が書いた本などを読んで、ここ数年、”人を大切にする経営”について学びに来る海外(特にアジア)の経営者が増えており、皆さん真剣な眼差しで耳を傾けている。逆に、海外から依頼されて講演したり現地の企業を訪問する機会も増えている。”人を大切にする経営”が世界に広がっている。」
倒産寸前の会社を見事V字回復させ25年連続黒字経営を達成した”日本レーザー”の近藤会長も「”人を大切にする経営”の実践こそ、会社を成長させるたった一つの方法である。それは 世界共通の原理と思う。」という。修羅場を乗り切った海外をよく知る経営者の言葉である。


フォーラム終了後、フレンチレストラン”ル・クロ”食事会での写真
(”ル・クロ”のオーナー黒岩シェフは、 障がい者の雇用の場を創出されておられます)

人を大切にする経営学会人財塾二期生
中村敏治

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