わが社のファミリー見学会

弊社は、医療機関の採用支援・教育・労務相談などを主に行っている社会保険労務士事務所です。どのようにしたら、スタッフ(仲間)の定着が図れるか、グループ会社を巻き込んで模索中です。

☆お母さんの仕事はどんな仕事なの?
ある日、小学生の息子に聞かれました。「お母さんの仕事は、どんな仕事なの?なんで働いているの?」
 そこで、「お母さんの仕事は、病院で働く人が気持ちよく働けるように、お話を聞いて、働きやすい仕組みを作る仕事だよ。怖い顔をして働いている看護師さんがいる病院より、ニコニコして働く看護師さんがいる病院のほうがいいでしょう。」と説明したところ、「うん。そうだね。」と答えてくれた息子。
 しかし、なかなかイメージは持ってもらえないだろうな、とも感じていました。

☆ファミリー見学会を開こう
そこで、少しでもイメージを持ってもらうため、グループ会社を巻き込んでのファミリー見学会を開催することに。スタッフの子ども・親など家族を連れてきて、会社の見学をしてもらいました。
 特に、小学生以下の子どもを持つ親から好評で、スタッフの職場への愛着が増した取り組みだったと感じています。定期開催のリクエストがあり、今後も開催を予定しております。定着率向上にも一役かっているのではと感じます。
 働く親の姿、働く場所を見ることは子どもたちにとって大変な冒険であり、刺激になります。「お母さん・お父さんはこんな世の中の役にたつお仕事をしているんだ。」「僕が保育園に行っている間、頑張っているんだね。」等、いろいろな感じ方があったようです。
 一緒に働くスタッフが親である姿を私も見て、働きやすい職場を作ろう、と改めて決意しました。

☆信頼関係の醸成の大切さ
「トラスト・ファクター」(ポール・J・ジャック氏著 キノブックス) という本に「ビジネスでは信頼が全て」という言葉がありました。とかく、経営では「人材」という言葉を使いがちですが、一緒に働くスタッフを「人材」ではなく「人間」として接することが大切で、それが信頼関係を醸成し、より良い仕事につながっていくということを教えられました。
 働きやすい職場づくりの挑戦はまだ始まったばかりです。経営者として未熟者ですが、人としてスタッフと向き合い、一緒に良い組織を作ってまいります。こうした一つ一つの小さな取り組みをお客様にフィードバックしてまいります。

人を大切にする経営学会人財塾 三嶋 理佐

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