No108記憶に残る経営者の言葉⑧ サラダコスモ(岐阜県中津川市野菜づくり農業)中田智洋社長

農薬・化学肥料を使わない安心安全な野菜の開発を目指し、1973年に漂白をせず添加物も不要なもやし製造方法を確立させた中田社長。

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2015年にはみかん箱換算で日に3万ケースを出荷、年間1000万ケースという国内有数の発芽野菜(スプラウト)を製造していました。

“商売は金もうけて道半ば。施して人を育てて一人前”

中田社長の言葉は、経営者はバトンをつなぐことが使命だと強く実感しました。

同時に坂本先生からの学びと共通していると感じました。

それは、経営者は引退するとき3種類に分かれるという話です。(ダメな経営者は論外ですのでこの中には含まれません)

 ✓普通の経営者・・お金を残す経営者(いずれ争いの元になることも)

 ✓良い経営者・・仕事(会社)を残す経営者(しかし長続きできるか不安は残ります)

 ✓立派な経営者・・人を残す経営者(人を育てることが企業の永続に直結します)

1996年のO-157騒動は、今も記憶に新しい方も多いと思います。

当時、中田社長は全社員の雇用を守ることを宣言し、全社が一丸となって苦難を乗り越えた経験があります。

現在起こっている新型コロナウイルスによる未曾有の困難に対する同社の動きにも注目したいです。

以前に投稿した記事 “株式会社サラダコスモ【No32いい会社視察2015/8/30】” もご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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