No114記憶に残る経営者の言葉⑭ 出雲土建(島根県出雲市;建築業)石飛裕司社長

“家が健康なら、人も健康になる”

出雲土建株式会社は、建築工事業の傍ら、廃木材をリサイクルし独自の技術で炭化したオンリーワン製品“炭八”の開発に成功。

“炭八”の主な特徴に、「調湿効果」「断熱効果」「空気清浄」「防音効果」があり、2017年までの13年間で、“炭八”を住宅の床下や天井に使用する「炭の家」ブランド40棟(660戸)を建設し、入居率97.5%を誇っています。

石飛社長は、病気になってから治すのではなく、人が病気になる前にその根本原因を取り除くことが必要だと考えて、廃材から炭と健康を繋げ、「人が健康で暮らすための健康な住宅」を自ら有効供給を創造しているのです。

“いい仕事をすると新規受注が増える。安いことが一番ではない”

石飛社長は30数年前に入社しました。しかし3年後に会社が傾きます。その危機に自宅を担保に借金を抱え社長となって再建にあたったのです。再建時は社員の雇用を最優先に守っています。

何事にも研究熱心で、苦難を乗り越えてきた深い利他の心を秘めた方だと感じました。

この言葉も、長年に渡り実践してきたからこそ重みのある石飛裕司社長の言葉でした。

以前に投稿した記事は 出雲土建株式会社【No39いい会社視察2018/2/17】 このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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