No115記憶に残る経営者の言葉⑮ 新宮運送(兵庫県たつの市;運送業)木南 一志社長

2016年9月に坂本ゼミの合宿先としてご訪問した『株式会社新宮運送』さん

木南社長は、表現力の乏しい私でよい言葉がみつからないのですが、謙虚で誠実、飾らない印象は今も記憶に新しいところです。

運送業でありながら“風を起こさない運転”というお話はとても印象的でした。

“風を起こさない運転”

木南社長が15,6年前に体験したことが同社の最上級の運転レベルになっています。

ある秋の日、木南社長が掃除をしていた際、毎回定期的に通るトラックに気がつきました。そのトラックは自社のトラックではありません。3回目に通ったとき、プロの運転だと直感したのです。その運転を“風を起こさない運転”と呼んでいます。

今では同社の数名のドライバーが実現している、そんなお話でした。

職業としての運転においては、最高品質の運転を実現し続けることは、プロフェッショナルの極みだと感じました。

そのほか印象に残った言葉

“人より一歩下がる。上っていく人生ではなく、おりていく人生”

 “仕事には3つある ①自分の仕事 ②あなたの仕事 ③どちらでもない仕事

だとすると③を自分の仕事とする”

いままでの人生の中で、特に意識していなかった感性に近い感覚に気づかせていただいたご訪問でした。

以前に投稿した記事は 株式会社新宮運送【No68いい会社視察2016/9/12】 このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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