No126記憶に残る経営者の言葉㉖ 四国管財(高知県高知市;ビルメンテナンス、病院サポート業)中澤清一社長(当時)

四国管財さんは、2012年に入学した坂本ゼミ(法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室)最初の夏合宿しかも初日の訪問先でした。約40名で伺った記憶は今もしっかりと残っています。

中澤社長は、“13年前にアントレ―プレナーセンターの代表の福島正伸氏との出会いで仕事中でも夢を語って良いのだと気付いた時に私の行動は変わりました”と仰いました。

同社の理念はユニークでした。

“私達は、自分達の夢の実現の手段として四国管財においてお客様に「笑顔と挨拶と報連相と環境を意識した丁寧な仕事の実践」により自分を含め全ての人々に感動を提供致します。”

夢の実現のために会社は手段であるということを明確にしているのです。

また、中澤社長は、“記憶力は良く学生時代のことは殆ど明確に覚えている”というから驚きです。

しかし、英語の授業などは、“進行の妨げになるので先生に存在を無視されていた”ともお話されましたから、普通とは一味違った学生生活であったのではないかと考えさせられました。そのような中で恩師となる先生に出会ったことも大きなきっかけだったそうです。

同社は、ISO14000やプライバシーマークを外部コンサルティングの助けを受けずに独力で取得しています。しかもその運用は非常に簡潔で文書管理数も大幅に少ないそうですから、業務への理解や適応能力は、中澤社長の感性や直感的な考えが直結しているように思えてなりませんでした。

形式や既存の考えが正しいとは言ないことを同社はあっさりと証明しているように感じました。

以前に投稿した記事は 四国管財【No92いい会社視察2012/9/2】 このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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