No143記憶に残る経営者の言葉43 スーパーまるおか(群馬県高崎市;小売業)丸岡 守社長

今回は2017年7月に坂本ゼミ時代の出版プロジェクト取材でご訪問した『株式会社まるおか』さんをご紹介致します。

以前の同社は、ナショナルブランド製品を中心に販売するごく一般的なスーパーでしたが、父から継いだ2代目の丸岡社長が、全国から厳選した商品を見つけ出して販売するこだわりの食品スーパーに変貌させています。

スーパーまるおかには、どのお店でも買える商品はおいていません。

今から30年ほど前から丸岡社長が全国を訪ね歩き、納得できる商品を探し続け、少しずつお店に並ぶ商品が変えていったのでした。

丸岡社長のお話は明快でした。

“医食同源”

“食は命”

“美味しいものが食べたい、美味しいものを売りたい”

“大量生産・大量消費の食べ物は美味しくない”

“人の細胞は1年間で95%入れ替わる。60兆個ある脳の細胞は7年で入れ替わる”

“マクガバンレポート(アメリカのフォード大統領時代)は現代の食生活の研究したものとして参考になる”

“アーミッシュ(アメリカの民族)にはアレルギーがない”

“日本に豊かな和食文化が存在していた時期は戦前まで”

“戦後の日本はアメリカ食産業が導入されたことで日本人の味覚が低下するなど和食文化は衰退している”

“仲間が増えてほしい”

丸岡社長は願っています。

スーパーまるおかに足を運ぶと、多くの商品や食材を見るだけで心が弾みます。そして多くの気づきがあり、食生活の重要性を改めて認識させてくれます。

今や農薬や化学肥料使用量は世界有数の水準だと言われることすらある日本。スーパーまるおかは安心安全な食文化の重要性を訴え続け、あるべき姿を示しているのだと思います。

以前に投稿した記事は 株式会社まるおか【No55いい会社視察2017/7/14】 です。このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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