人に優しい経営

人に優しい経営

24日に浜松市で開催された「静岡県中小企業経営革新フォーラム21」は新型コロナ禍の中、感染対策をしてリアルのみの爽やかな学びになった。

最初に関東経済産業局「勝本光久産業部長」から「中小企業支援策について〜令和2年度補正予算・令和3年度予算案等〜」について話があった。一言で言うと会計事務所等の支援機関が銀行員と共に汗をかきなさいとの事。所定の勤務時間を超えてお客様企業の存続と発展を考えて日夜、汗をかけと言う事だ。

それも会計事務所通常の料金内で。
一方、儲けに生き甲斐を持つ会計事務所は新型コロナを絶好のビジネスチャンスと捉えて常識外の料金を請求する。
価値観の違いだが、坂本光司先生、勝本さん、知野は通常の料金内だ。

勝本さん、法案ミスが当たり前となっている四流官僚とは別世界の方だ。坂本先生は埼玉県草加市の草加商工会議所の山崎専務理事も褒めた。才より徳を重視する考え方だ。

我が国の政権は8年間ほど、金、儲け、名誉を重視して役人も司法を含めて忖度せざるを得ない事が続いている。勝本さんのような方が活躍して欲しい。他の経済産業局等は前例主義で創造的破壊はできないと思う。


次の講演は静岡市の村田ボーリングの3代目村田光生社長。毎日のFacebookの投稿を見ると人に優しい経営をし日本でいちばん大切にしたい会社大賞に必要なのは障がい者雇用だけと思っていたが3年前から実践している。

知野は先代社長は優しいと思っていたが、ワンマンで80歳で退かれたおじさん常務と上から目線の超典型経営だったらしい。

2015年からようやく実質社長になったが人に優しい経営をしたい事は社員が理解していた。

村田さんに全国で講演をしていただき古い上から目線ワンマン経営に風穴を開けて欲しい。

最後に坂本先生がお話をした。
4月2日に超一流企業の社員向け研修をして叩くらしい。知野が説明すると、下請け企業に年2回はコストダウンを強いる会社だ。結婚しようと思う女性社員が強いる彼氏を見て結婚後を想像して彼から離れる。結婚後、やはり結婚すべきではなかったと後悔すると思う。

そんな経営は間違っている。

お隣の中国でも「中国で人を大切にしたい会社大賞」が創設される流れになっているようだ。人権が無い中国、変な圧力がかからないようにと願う。

最近亡くなった半藤一利さんの「日本のいちばん長い日」を推薦図書とした。日本人には良い血も流れているがドス黒い血も流れている。

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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