No156記憶に残る経営者の言葉56 りょうき歯科クリニック(大阪府東大阪市;歯科)領木誠一理事長

今回は2015年7月に坂本ゼミの大阪合宿先としてご訪問した『りょうき歯科クリニック』さんから、記憶に残っている領木誠一理事長のお話をご紹介致します。

りょうき歯科は、働く医師やスタッフの環境を整備しながら、通院困難な高齢者向け無料送迎サービスや24時間以内にかけつける訪問歯科、年間364日22時までの診療、最新設備や国の規定以上の診療水準を備え、患者さんに選らばれるために高水準な医療を提供しています。

領木誠一理事長のお話は従来私達が持っている歯医者さんのイメージを大きく覆して、優れたサービス業でもあることが良くわかりました。

同院の理念は“りょうき歯科クリニックに出会えて良かった”です。

通常、歯が痛くなっても我慢してやっと歯医者に行くこともすくなくありませんが、りょうき歯科は、行きたい歯医者になることが理念なのです。

“お金と痛みは患者もち”大学病院時代に領木誠一理事長がある先輩から聞いた言葉です。

“大学では歯医者としての技術は学ぶが、経営学やサービス業については学ばない”

領木理事長のお話はとても分かりやすく、教育の在り方を浮き彫りにする軽快さでした。

成功や幸せについて、“仕事、家庭、趣味、教養、健康の5つの分野をバランスよく実感できている人生が幸せの定義”といいます。りょうき歯科ではそんな人生の送り方をスタッフとシェアして成長をサポートしていました。

“風土を作らないとその上に理念がのっかってこない”

開業時、理念はありましたが、理念先行の問題点を領木理事長は明確にお話されました。開業後は風土がなく、“あれしなさい、これしなさいだった時期はうまくいかなかった”と正直にお話されました。その苦い経験を経たからこそ、“風土作りが大切”と実感されていました。

そして風土→理念→育成→評価、そんな流れを教えてくださいました。

以前に投稿した記事は りょうき歯科クリニック【No80いい会社視察2015/7/29】 です。このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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