この人の前では、写真の言い訳はできない 

この人の前では、写真の言い訳はできない
3回行った。
これから冬、雪の中でも行った
北海道の赤平市

2016年の投稿から

法政大学大学院、坂本光司教授の
「日本でいちばん大切にしたい会社」5。

アマゾンで予約していたら昨日届いたようだ。

最初に紹介されている「北海道光生舎」さん。
私が坂本光司教授とゼミ生有志で視察したのが、2014年の8月7日。
札幌からJRで、札幌、岩見沢、滝川で待ち合わせ等を含め2時間。
夏だったが涼しかった。今は雪が相当、積もっていると思う。

HPは「社会福祉法人 北海道光生舎」と「株式会社光生舎」の2つを見て欲しい。

2つ共、亡くなられた創業者の高江常夫さんのご子息の髙江智和理、理事長の挨拶がある。
株式会社光生舎のHPの挨拶。

昭和31年、右目も両腕も失った男が、十数名の障がい者を集めて赤平ドライクリーニング工場を立ち上げました。「技術」も「信用」も「お金」も五体満足の体さえ持たない彼らに残されていたのは「真心で洗います」という心だけでした。
操業して2年目に社会福祉法人の認可を取り、社会福祉法人 北海道光生舎が誕生しました。そして当時の日本にはなかった「企業授産」の理念を掲げ、死に物狂いの努力を続けます。
ようやく経営が軌道に乗りはじめた頃に、業界団体に製販分離を求められ、施設で生産を担当し、営業部門は有限会社 光生舎ボランタリーとして独立しました。
それが株式会社 光生舎の原点です。

光生舎は障がい者の施設として誕生しましたが、「情けや同情で仕事は続けられない。あくまでも、お客様に必要とされる仕事をすること、高品質の品物をリーズナブルな価格でお届けすること、常に技術の革新と生産性の向上に努める事、それしか企業が生き残る道はない」
それが創業者である髙江常男の信念でした。
その創業者の思いに応えるべく、光生舎では最新の機械や省エネ技術を導入して日々、高品質の品物の生産に努めています。またお客様のニーズに合わせ、ご希望の時間帯に訪問するクリーニングデリバリーシステムをCOCOで展開し、クリーニングピュアでは「平成20年度容器包装3R推進環境大臣賞小売店部門」で日本一に輝いています。

光生舎はクリーニング、リネンサプライ、病院寝具、リースキン等の仕事を通じて、社会福祉に貢献する「企業授産」のパイオニアとして、今後とも誠心誠意お客様のお役にたてるように努力を続けてまいります。

「社会福祉法人 北海道光生舎」のHPの挨拶も視点が違うので読んで欲しい。
合わせて「創業者 高江常夫のロマン」も見て欲しい。

その人生は壮絶だ。何度かの災難に遭い、片目と両腕を失う。
常夫さんのお父さんからは何度も「一緒に死んでくれ」と言われた。

片腕が不自由でも洗面、用足し等、大変だ。
それが両腕がないのだ、誰かの助けがなければ洗面、用足し、食事、着替え等、何もできないのだ。
ペンを口にくわえて新聞記者として原稿を書く。凄い。

視察した時に、 お元気な美穂子夫人に質問した。
「プロボーズをしたのは奥様ですか」
当たっていた。札幌の食堂で働いていた美穂子さんと常夫は惹かれあった。

「何回かお見合いしても「あの人のように目をキラキラとさせて将来の夢を語る男性は他にいなかった」。
「この人は腕がないけれど、私が両腕の代わりをしてあげたら、この人の夢がかなうのではないか」
美穂子さんは、常夫さんからは言いだしにくいだろからとプロポーズをした。

写真にある舎(社)是は5を読んで欲しい。

これからは「できない」と言うことはできないと思う。
どうしたらできるかだけを考えて欲しい。

最初から涙、涙、涙だと思う。
坂本教授「涙の量が多いほど人に優しくなれる」。

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