伊那食品工業の井上会長の投稿から 

人を大切にする経営学会の坂本光司会長の新たな資本主義は資本家の為の資本主義ではなく
社員、人を幸せにする為の資本主義だ。

伊那食品工業の井上会長の投稿から

坂本元法政大学教授の、【人を大切にする経営学会】の活動がいよいよその支持を得て本格化して参りました。その話題二件。

①坂本先生の直近の著書【新たな資本主義のマネジメント入門】を所属する団体の季刊誌に推薦しました。私の一冊という欄ですが12月号に掲載されました。

②坂本先生の主催する人材塾生達の学びの一環で来社頂きました。塾生の女性のブログです。こんな応援に我々は支えられています。

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この2か月間 毎日、伊那食品工業さんのかんてんぱぱ(寒天食品)を食べていましたら、2キロ痩せました。寒天生活、最高です! 撮影:2022.12.29
さて、先日、書道教室に行った際、咳こんでいる方がいました。「大丈夫ですか?」と尋ねたら、「大丈夫です。1か月近くこの状態が続いていて身体の調子がいい時を忘れてしまいました」とおっしゃいました。

虎ノ門にある一流企業の20代の女性の会社員さんです。「お医者さんへ行ったんですか?」と尋ねたら、
「クリニックへ行くために会社を休まなくてはいけなくて、それができないんです」とのこと。驚きました。その女性は、残業の合間に、書道の課題を提出しに来ていました。先生に課題を添削していただいている10分程度の間、ずっと咳をしていました。身体、健康より大切なものがあるのだろうか?一緒に働く仲間や上司は、何も言わないのだろうか?と思いました。

また、2022年、最も特筆すべきは、我が故郷 長野の伊那食品工業株式会社の井上会長様とのご縁をいただけたことです。私は、ただの社会人学生。零細企業の経営者である私の申し出を快く受け入れてくださり、念願の伊那食品工業さんへ10月に訪問させていただくことができました。

この場で申し上げるまでもなくトコトン人を大切にする経営を実践されている企業様です。訪問時の井上会長様のお話で、「うちの社員は、所用で席を外すことを遠慮なくできるようにしています」というお話が印象にのこります。例えば、所用で席を外すとは、お子様の授業参観や保護者面談、親御さんの病院への通院の送り迎え、スーパーが安売りになる時間の買い物等です。

組織風土として、「お互い様」文化を醸成されていらっしゃいます。先に記しました咳がひどい虎ノ門にある一流企業の20代の女性の会社員さんが伊那食品工業さんの社員さんだったら、何の遠慮もなく仕事の合間に席をはずして、クリニックへ行ったことでしょう。売上・利益至上主義の考え方に以前から反対派でしたが、人を大切にする経営学会中小企業人本経営(EMBA)プログラムの門を叩いて、本当に良かった。真に大切なものは何か?
ということを改めて、学ばせていただきました。

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