第13回日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業から 

第13回日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業から

○びっくりした、目が全く見えなかったり見えにくい方々が笑顔で仕事をしている

8年前に初めて浜松市の六星の半田・蜆塚を訪問させていただいた。
目が全く見えなかったり見えにくい方々が笑顔で仕事をしている。
以後、知り合いと一緒に何度も訪問させていただいている。
全く目が見えない方と見えにくい方がペアで点字名刺を1枚ずつ作成している。凹があるので上下左右が分かる。最初だけ台紙作成料1000円を出すだけで、既存の名刺100枚で点字名刺ができる。
浜松市の点字広報も大切な仕事だ。
あのトヨタの元役員と名刺交換をした際、定年後名刺7000枚の名刺整理をしたが、点字名刺を見たのは初めてと言われた。
斯波理事長は行政のできないやらない体質には例外の事実を作り変革してきた。
視覚障がい者以外の相談にも対応している。

○たこ満
坂本光司人を大切にする経営学会会長は「おもてなしのお菓子屋さん」と言う。
カンブリア宮殿にも登場した。
地元のお土産としても喜ばれる。
手頃な価格で美味しい。
静岡県の掛川が創業の地だが、東部の富士宮、沖縄にもお店がある。
掛川市にはレストラン、アトリエがあり、何人かの障がい者が働いている。
レジに立つ平松きよ子さんは創業者の奥様だ。
女性が多い職場の教育は平松さんがメインだ。
泣き出す人も出る厳しい教育だが、優しさがあり素晴らしい社員が育つ。
お嫁に行くのが遅れがちになるが良妻賢母になっていると思う。
平松さん、坂本光司ゼミの初代ゼミ長だ。

○金見工務店
8年前に坂本光司ゼミ、島根プロジェクトで同期の春木さんと何度か訪問しサポートさせていただいた。
創業者のワンマン、トップダウン経営から、ボトムアップ経営に転換した。経営者が交代する場合のお手本だ。
沈黙の30分を思い出す。
ターニングポイントは3名の男女の代表社員だ。回答は春木さんと知野は分かっていたが、3名から回答があるのを待った。
社員が自ら考え実行するのは成功へのステップだ。
実行して修正して行く。

受賞企業の中には、私から受賞おめでとうございますと伝えると初めて知ったと言う会長もいる。経営は後継社長に任せて自分は落語等を楽しむのも会長の生き方もある。

大賞は自薦も出来るが他薦が圧倒的だ。
六星の斯波理事長も毎年推薦するが今回も応じなかった。大賞受賞企業のセイブ自動車学校の早川社長・校長に電話を1本入れていただきスムーズに行った。

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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