特別支援学級の子どもの意識改革への一歩。(受け身からの脱却)

長崎の特別支援学級の深山智美先生の投稿

特別支援学級の子どもの意識改革への一歩。
(受け身からの脱却)

スケジュールと振り返り記入用の青いファイルを配布。先週から取組として始めた。
保護者へメールで説明。

子ども一人ひとりが自分のファイルで交流や支援学級で授業に行ったことや予定について、可視化していく。

本格的な運用は少しずつアップデートしていくので、まだまだざっとしたもの。

1日の時間は、有限だと意識していくことでやりたいことをやるためには何を捨て何を取るのかがよりハッキリとしていくだろうと思う。

この青いファイルが、一年後にどんな成長記録として残るのか、、、。
本人のペース
やりたい分野
学校という場の活用
データベースとしてタブレットも活用していき、キャリアパスポートとのリンクもできれば、嬉しい。

自分が主体の時間感覚へ。

単なる青いファイルが入り口だが、広がる先は意欲のエネルギーでどこまでも。

入り口は、同じでもみんなが違う道を辿る面白さを味わって欲しい。
卒業までのカウントダウン。

様々なプロジェクトへの挑戦の始まり。

これまでの保護者面談での着地点が、本人の得意分野の開拓と卒後までの学校教育での時間の活用。

手帳が取れなかった場合の進路については、かなり深刻な悩み。だからこそ、特別支援学級の子どもには選択肢があることを知らせることが重要になる。

それだけに、今やるべきことの一つが主体的な時間運用の感覚を身につけること。

目的がよりはっきりするためには、時間の枠組みを知ることが前提となる。

未来という漠然としたものは実際には漠然とはしておらず、今歩いている道の延長にあるということを知る段階。

これは、保護者の方々とのやり取りの積み上げが肝ですね。
私が、本校で特担となってお付き合いが最長4年目の保護者がおられます。
たくさんお話しているので、理解が深く協力的です。

地続きというのも数年目で理解して貰えましたよ。やはり、目の前の子どもの経年変化でしかわかりにくいものでしょう。
何が大事になるのか、その時点では分かりにくいものですが、子どもが変わると「本当にやってて良かったです!」となります。
数年かけて成長を見ている形ですね。
戦略が大きいかどうかはわかりませんが、自分の中では戦略とは長期的にブレずにすることに他ならないです。

タブレットでのデータ保存の学びは、写真、動画、ドキュメントシートやスライドなどのファイル保管から。道具類や紙類の整理は、そもそも苦手な子どもたちだから少しずつ丁寧に教えていく。

私も苦手なPC上の片付け分野なので、小学生ぐらいからデータ保存は確実に覚えていくとよいだろうと思う。それをどこに保存するのか青いファイルとの紐づけでわかりやすくしていく。

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