経営人財塾と出会って
静岡サンケイ機器株式会社の原田哲次と申します。
私は、静岡県東部の5営業所で事業を展開している住宅設備機器の総合商社、静岡サンケイ機器株式会社に勤めております。現在は役員として、会社の経営にも携わっております。
人財塾への入塾のきっかけは、当社のグループ親会社である小泉機器ホールディングスの社長が第6期生として参加しており、「とても学びの多い場であり、自分自身の成長に必ずつながる」と勧められたことでした。実は私を含め3名が候補に挙がっていましたが、いずれは誰かが行くことになるなら早いほうがいい、というくらいの軽い気持ちで入塾を決めました。
しかし、それがまさに苦難の1年の始まりでした。
事前に社長から話を聞き、ある程度の内容は理解していたつもりでしたが、実際に始まってみると想像以上の学びの深さと量。講義についていくのがやっとで、理解を追いつかせることに必死な日々が続きました。金曜日の講義は、わかりやすく興味深い先生が多かった一方で、専門用語が多く、理解に苦しむ場面もありました。
一方で、土曜日の坂本先生による講義では、特に「感動エピソード」の輪読が私にとって心に残る時間となりました。坂本先生が繰り返しおっしゃっていた「人の優しさは涙の量に比例する」という言葉は、今でも深く胸に刻まれています。そのお人柄や、弱者に寄り添う姿勢に、私は強く感銘を受けました。
塾生の皆さんも素晴らしい方ばかりで、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」を受賞された会社の方や、それを目指して努力されている方など、まさに尊敬すべき経営者ばかり。そんな中に自分が混じって学ぶことに、最初は劣等感やプレッシャーも感じていました。
しかし、回を重ねるごとにその気持ちは徐々に薄れ、懇親会や昼食の時間での会話を通じて、どんな立場の方もそれぞれに悩みや課題を抱えながら、より良い会社を目指しているという共通の想いに気づくことができました。
自分自身の心の変化に気づいた頃には、塾生の皆さんと会うのが楽しみになっており、1年間は本当にあっという間でした。今では、最初からもう少しリラックスして受講できていればと反省しております。
この1年間での学びを会社に波及させていくことを使命とし、少しずつ着実に前進していく所存です。
人財塾で関わってくださった皆様、1年間本当にありがとうございました。
人財塾7期生
静岡サンケイ機器株式会社
原田哲次
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