「人を大切にする経営学用語事典」の用語紹介

相見積もり】

相見積もりとは、複数の業者から価格や条件等で見積もりを取り、比較を行うことである。

目的は、①複数の見積もりを比較することで、適正価格・市場価格を把握しやすくなる。②価格だけでなく、サービス内容やアフターサポート等も比較でき、自社に合った最適なサービスを選ぶことができる。③特定の業者との不正な取引を防ぎ、公正な取引を促進することができる。

注意点は、①過度な相見積もりは取引先を消耗させ、結果として、信頼の喪失にもつながっていく。②見積もり作成においては、人件費がかかっている。また、相見積もりを依頼する会社が増えれば増えるほど、見積もりを出す側の工数も増え、これが、双方にとっての不利益にもつながっていく。相見積もりを依頼する際は、相見積もりであることを伝え、可能であれば見積もり料を支払う、必要以上に何社も相見積もりをしない等、関係する人々にとって、持続可能性を考慮することが望ましい。

人を大切にする企業においては、相見積もりをまったく取らない企業も存在する。しかしながら取引先との関係は決して馴れ合いではなく、むしろ厳しいものである。また、価格が安いだけで取引先を変えることはしない。取引先を「ともに歩む」真のパートナー企業と位置付ける。自社の社員とその家族と同様に、取引先の社員とその家族の幸せの追求・実現を目指している。

株式会社エコ建築考房(1998年設立)は、永く安心して住むことができる家づくりを提案している。素材に徹底したこだわりがあるため、値引きはしない。相見積もりを取る顧客は、断る姿勢である。それは、顧客のための提案型プロダクトに徹しているからである。

(第5章「社外社員(仕入先・協力企業等)に関する用語」より)

 

1月1日より「下請法」は改正され「中小受託取引適正化法」として施行、下請という表現は消えました。人を大切にする経営では、設立以来ずっと自社にできない仕事を依頼する企業のことを社外社員と表現しています。

 

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(「人を大切にする経営学用語事典」編纂事務局 鈴木 敏子)

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