新学期
野口具秋です。
桜が静かに散るころも市ヶ谷の周りは多くの人で賑います。外堀通りからBTタワーに向う坂道は今年も多くのカメラマニアが、水面に浮かぶ桜の花びらのピンクの綺麗な模様を撮っています。遠くの桜も水面に映えて春蘭満を告げています。
いつもの通り、地下にある学食に降りていくと、教科書売場の前には長い行列ができている。自動車学校の申し込みコーナーも多くのフレッシュな女子学生たちが手続き中です。何時も一人で食べ慣れた定食を口に運びながら、華やかな女子学生の会話を聞くとはなしに聞いています。隣の集団は懸命に履習科目の相談をしているようです。キャンパイでは今年も新入部員獲得のため、所狭しと、机を並べての勧誘風景があちこちで繰り広げられていて歩くのも容易ではありません。私が声掛けられることは、当然過去から1度もありません。春の恒例行事も見慣れた景色ですが、爽やかな風と同じ様に新鮮な気持ちにさせてくれます。
早くも3年を迎える研究院生活です。周りがどんどん大きく進歩・進化していく中、取り残されないようにと決意を新たにさせてくれるキャンパス風景なのです。(平成21年4月10日記)
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