なぜ社員満足の経営が必要なのでしょうか
おはようございます。
書籍「なぜこの会社はモチベーションが高いのか」出版おめでとうございます。
入学以来、私としては関わった初の成果物となりました。
社員満足ということを深く考えさせられる本です。
今日は何故、社員満足経営が重要なのか考えてみます。
今や、居酒屋でも適価に加えて『おいしい』は当たり前の時代となっています。
つまり、素材そのもので他社と格差がつけにくい時代が21世紀ということになります。
そのような状況下において『わざわざ客』を生み出すこと求められてきています。
すなわち、選ばれる経営の実践が成功への鍵となっています。
選ばれるためには、他と違う付加価値や差別化が必要です。
坂本先生がおっしゃるところの「有効供給」の創造と提供です。
それが実現できるための源泉となるのは社員の質に尽きます。
これからの時代、同業他社との間で大きな付加価値の差を
生み出す源泉は、ヒトそのものとなります。
他社よりも働くモチベーションがより高い社員を育てることが会社
が伸びるための要件なのです。
ヒト・モノ・カネの経営資源の中で、唯一同業他社が同じものを
手に入れられないのはヒトしかありません。
今朝、テレビで疲弊感漂う外食産業で、快進撃を続ける絶好調企業
「餃子の王将」が取り上げられていました。
ここはマニュアルが存在せず、現場の責任者である店長に店づくり
の権限が与えられています。
学生が多い店では30分皿洗いしたら定食をただにして金欠学生
を支援したり、女性客の多い店には女性店長がお洒落な店づくりを
してメニューも他にないものを用意したり、サラリーマンの多い店では、
居酒屋のような雰囲気を演出したり、と店長の裁量による経営を実践
していました。
それが消費者に受け、わざわざ客となり選ばれて増収増益を続けて
いるのでした。インタビューに出てきた客のひとりは毎日!来ていると
言っていました。
これぞまさに有効供給の実践と感じた次第です。
登場する店長さんたちはイキイキとしていました。
相当にモチベーションが高そうです。
社員満足を充足してモチベーションを高めることで有効供給がうみだされます。
ここに社員満足経営の重要性、必要性があると私は考えています。
(月曜担当:小林秀司)
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