陶芸家
野口具秋です。
日本橋にある高島屋本店に出かけました。
いつ行ったか記憶にない。
名店といわれる伊勢丹新宿店は夏に行った。
歴史を感じる老舗デパートは、いながらにして気品と
重厚感と豪華な雰囲気を感じさせてくれます。
店員の所作や仕種にも優雅さと洗練された応対ぶりが
素晴らしい。
韓国人の青年陶芸家と知り合ったのはソウル・仁寺洞
(いんさどん)の陶芸店でした。
日本語を話し、定期的に日本で個展を開く陶芸作家でした。
日本の芸大の修士課程出身で、大陸の長い歴史を持つ器
と日本の陶芸も研究している。
昔から青磁・白磁に憧れていて綺麗な色合いにうっとりする
こともある。
個展開催時は案内をもらうようになり、優美なたたずまいの
高島屋本店に出向いたのです。
会場に向かうエレベターに乗り込んで驚きました。
エレベターガールが案内してくれるのです。
磨きがかかった古色蒼然とした古風な昇降機、操舵用の
ハンドルも現役でした。
一体いつのころまでエレベターガールが存在していたのでしょうか。
昭和の良き時代にタイムスリップしてしまいました。
11月中旬、ソウルの調査研究旅行が決定されている。
アジアの同胞として世界で激しく戦っている。
近年、文化方面でも広く交流が始まり韓流ブームが続いている。
旅程の中に仁寺洞(いんさどん)の見学が含まれていることを
告げると、そこに常時いるのではないと返事。
窯はソウルから1時間半ほど離れた田舎で創作活動をしていると言う。
作品は仁川(いんちょん)国際空港出国直後に常時展示している。
何時かきっと彼の窯元を訪ね、孫の代まで残せる青磁の作品を
購入することを約束している。
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