箱根駅伝

野口具秋です。

この年になって、これほど真剣に大学駅伝を見たことはなかった。
毎年数多くの感動を与え続けてきた正月の恒例国民的行事である。
朝早くから終日テレビ観戦を決め込んでしまったら、正月特番を
心待ちしている家族に申し訳ないし許されるはずがないからです。

昨年は、わが法政大学は6秒差で出場を逃し、替わりに青山学院
が滑り込みで出場を果たした。嬉しさも半分の正月であった。
当然の如く、青山学院は23チーム中22位に沈んだ。
今年はあろうことか法政大学と青山学院の両校が堂々と箱根路を
駆け抜けることが可能となった。
昔々蔦のからまるチャペルのある学舎で学んだのである。

たくさんの感動がテレビを通じて伝えられる。
二連覇を果した東洋大学の柏原竜二選手は名物山上り5区、
急峻な上りを制し二年連続して期待に応えた。
32歳の監督が涙する傍で爽やかな笑顔が可愛い。
だが竜神と呼ばれるようになった。
昨年途中棄権した城西大学の石田亮選手は7区を見事完走し、
区間2位の快走。
昨年のリベンジを果たし創部10年にしてシード権を獲得。
ゴールで泣き崩れる勇姿に身が震える感動を覚えた。

昨年に続き33年ぶりに戻ってきた青山学院は、
終始10位以内を保持。41年ぶりのシードをゲット。
上位チームがゴールする光景に順位を下げて
はらはらしていると8位で飛び込んでくる。
卒業年時以来の快挙なのだ。
法政大学は18位に終わったが最後まで襷をつなぐことが
でき良かったと安堵する。

21世紀の若者が悔しさをばねに1年間鍛え続け、本懐を
遂げ夢を叶え、素晴らしい感動を与えてくれた若き勇者に
感謝します。

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