お年寄りのパラダイス
先日、坂本先生&坂本研究室の有志で、岐阜県の介護施設「たんぽぽ介護センター」様(運営:ステラリンク株式会社様 http://www.tanpopo-kaigo.co.jp/)を訪問しました。
お伺いしたのは、同社の「たんぽぽ温泉デイサービス一宮」。
250名定員の大規模デイサービス。いや、あまりの巨大さにびっくりです!
入ると、そこには熱気と活気にあふれる空間、そしてスタッフ・ご利用者様のにこやかな笑顔。
「ほんとに介護施設?!」と疑うほど、若くてお元気な方々が多い印象。
デイサービス一般にありがちな決められたプログラムは、一切ありません。
自分の好きなことを、自分の好きな時間に、自分の好きなように過ごすことができます。
地下1350メートルからくみ上げた天然温泉は、入りたければ何回でも入って良いのです。
そして、リハビリテーション・プログラムはなんと250種類!
押しつけのようなリハビリはありません。
音楽、リラクゼーション、水中のプールリハビリ、麻雀、囲碁、将棋、パチンコ、カジノ、公文、陶芸、パン工房・・・
うーん、250種類もあるのだから、書ききれるはずがありません。
ここは、まさにお年寄りのパラダイス!?という感じです。
カジノ↓
面白いのは、施設内通貨「SEED」というもの。
例えば、パチンコなどは、やるのに「SEED」を支出しなければならないのですが、勝つと払った以上に収入があったり。
運動系のリハビリをやると、「SEED」を稼げてしまったり。
「本日は、SEED2倍デイですよ~」など、スタッフの方の声かけ。
ここにいるだけで、こちらまでワクワク、モチベーションが上がってきます。
お話をお聞きすると、要支援~要介護5まで、ご利用者様は幅広くいらっしゃいますが、比較的介護度の低い方が多いとのこと。
そして、介護度が改善される方も多いとのこと。しっかり重度化を防ぐ役割を果たしています。
皆さん、好きなことを自由にやって、身体と頭をたくさん使う仕組みになっているので、心身の元気が倍増するのもうなずけます。
介護保険法では、「尊厳保持」や「自立支援」がうたわれていますが、まさに「人として、どう生きるか」を考えたときに、「自分が自分らしく」「自分が好きなことを楽しく」「自分で選ぶ」ということが最後までできるように支援することが「尊厳」と「自立」を支えることにつながるのだと、改めて感じました。
過当競争となっているデイサービス。
ここ一宮はとくに激戦地で、デイサービスの充足率は400%だそう。
そうした中、多くのファンの心をつかみ、地域の中で「選ばれるデイサービス」となっています。
同社の筒井社長や施設長の小松様のお話をお聞きし、その思いにも触れることができ、心打たれる一時を過ごしました。
スタッフの皆さまのホスピタリティも感動でした。
皆さま、ありがとうございました!
(D1 菅野雅子)
菅野さん
おはようございます!
もの凄いインパクトと同時に皆さんの自然の笑顔がとっても印象的でした。
我が父も近くのデイサービスに通っていますが、こういう施設だったら喜ぶだろうなぁと。
「こんな大掛かりな施設は見たことがない」という坂本先生の言葉が印象的でした。