企業視察を行う理由
坂本先生は3年前に視察した茨城那珂市にある
社会福祉法人実誠会(なるみ園)のoさんに
約束しました。
「また来るからね。」
oさんはその時から今か今かと再会を待ち望んで
いました。待っていただけでなく、坂本先生に
良い所を見せたいと頑張ります。
oさんは、なるみ園が運営するカフェで、お客様
への接客を行っています。注文を受けたり、コーヒー
や軽食を運んだりします。
日々、分単位なスケジュールの坂本先生は、
再びなるみ園を訪れるまでに3年の時が流れて
いました。昨年の12月のことです。
この時、ゼミ生も約20名同行致しました。
坂本ゼミは年間多くの企業視察が行われますが、
この時ほど坂本先生が訪問する意味を知った
ことはありません。
oさんは私たち20名のために、寝る間も惜しんで
お土産物と手書きのメッセージカードを作ってくれて
いました。自ら進んで行ってくれたようです。
また3年間のoさんの成長に坂本先生も驚いています。
沖田理事長に聞きました。
「oさんは坂本先生との出会いで大きく変わった!」
その頑張りに理事長も驚いています。
坂本先生の訪問がこれほどまでに視察先の方々に影響
を及ぼしていたとは。
誰もが出来ない仕事をしている方々は目立ちません。
自らのことは二の次にして、人にために汗を流している
方々は俺が俺がと主張しません。
なぜならば、人として当たり前のことをしていると思って
いるからです。
人に褒めて欲しくてやっていることではないからです。
しかし、このような方々こそ多くの人に知っていただく
必要があります。
正しいこと(方向性・目的)を
正しく(方法)
行っていること(行動・結果)
を証明し、皆さんで心からの賞賛をおくる必要があるからです。
そのことで多くの方々(視察企業)は救われます。
情報を受けた側は(私たち)は、そのことに触れて少しでも後の
行動に良い変化を起こすことができます。
小さな変化かも知れません。
数年経っても少ししか前に進んでいないかも知れません。
でも、やらないよりやった方が良い。
少しでも前に進んだ方が良い。
だから私たちは歩みを止めることは出来ません。
なるみ園を離れる時に、坂本先生は言いました。
「また来るからね。」
oさんは笑顔で送ってくれました。
岡田
岡田さん
素敵な文章です。
坂本先生とゼミ生からのプレゼントも素敵です。
知野 進一郎
岡田さん
こんにちは!
この時には私も同席しましたが、本当に感動しました。
人を褒める、励ますことの大事さを学びました。
きっと、また何年も待ち続けてくれるでしょうね。