10年後の社会を見据えて、今、行動の時
拝金的な業績軸から良心的な幸せ軸にパラダイムシフトし、ポスト資本主義社会形成に世の中の変化が進んでいます。
これはもう予測ではありません。
人本主義社会という新しい現実が出現したのです。
それでも、いまだ既存の価値観にしがみついて離れようとしない人が多くいるなと感じています。
そんなものなのかもしれません。
いかに世の中が大きく変化していても、今日、明日の日々の生活には大きな影響がないからです。
しかし、大変化の時代は、5年後、10年後は今日と同じでいることが出来なくなっている可能性が非常に高くなります。
140年前の明治維新の時には維新の志士たちが活躍し、その活躍ぶりは今もなお語り継がれています。
昨今の情勢を踏まえると、実際にその時代を生きていた圧倒的に多くの国民は、傍観していたか、気づいても行動もせず、あるいは変化にすら気づくことなく激動の社会を生きていたのではないかと感じるようになってきました。
しかし、江戸から明治へと時代が変わり、世の中は一変しました。
廃藩置県となり、お殿様という絶対的な価値観を失いました。
武士という職業がなくなりました。
身分階級がなくなりました。
数多の職業が喪失していったのです。
逆に新しい産業が勃興していきました。
変化に対応して生きた人には黄金の時代だったことでしょう。
逆に変化しなかった人は、ただただ時代の流れに巻き込まれて、途方に暮れていったことでしょう。
激動の今にいるときは見えにくいものですが、後から振り返れば、あの時がターニングポイントだったといえます。
もし明治維新から10年後の社会を知っていたら、その時どう生きることが大切だったのか、はっきりと認識できるでしょう。
10年後の社会を明確に描いて、今をしっかりと生きることが、それこそ生死を分けるといっても差し支えないほどの決定的な差を生み出します。
今、それを実践できる人の時代が訪れるのです。
これから社会の主人公が変わっていきます。
そんなに時間はかかりません。
5年から10年程度でしょう。
人の心を感じない利ザヤ中心のビジネスは急速に衰えていき、人の幸せを創出するビジネスやコミュニティが繁栄していきます。
今、経営者がすべきは幸せ軸の人本経営を実践することに尽きます。
出でよ、平成の志士たち。
小林秀司
小林さん
主人公は人を大切にする経営者、社員でしょうか。
知野 進一郎
小林さん おはようございます!
>それでも、いまだ既存の価値観にしがみついて離れようとしない人が多くいるなと感じています。
僕は坂本光司研究室に2年前から入ったことによって「人本経営」を強烈に学ぶことができたことが最大の収穫でした。
やっぱり外野にいるよりも坂本先生の元で学ぶ機会を得たことは本当にラッキーでした。