「雨垂れ石を穿(うが)つ」

「雨垂れ石を穿(うが)つ」

坂本ゼミの卒業記念に恩師 坂本光司先生の座右の銘をダウン症の女流書家 金澤翔子さんが書いて下さったものです。
その金澤翔子さんの書展が、愛媛県立美術館で、6月11日から7月20日まで開催されるそうです。
お母様の金澤泰子さんの講演会、翔子さんの席上揮毫が予定されているので、楽しみです!

ゼミの先輩で尊敬する全国で28か所の保育園を運営・支援する「株式会社 マミーズファミリーの代表の増田かおり、ビッグママ」の投稿をシェアさせていただきました。
私のFBの友達には愛媛県や四国の方もいる。金澤さんのファンも全国的に多いようだ。機会があったら足を運んで欲しい。

小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功する意味だ。
座右の銘から師匠・坂本先生の「偉大なことを成し遂げるのは手作業」も思い出す。

「企業経営の使命と責任」の中で、「企業経営とは、業績を高めたり、ライバル企業との勝ち負けを競うための活動ではなく、組織にかかわる全ての人々の永遠の幸せを追求・実現するための活動のことです。

業績の善し悪しや、勝ち負けなどは、企業経営の目的や追求すべきものではなく、目的を正しく果たしたか否かの結果、あるいは、目的を実現するための手段に過ぎないのです・・・・・・」と一貫して強く訴えました。(最新刊『「日本でいちばん大切にしたい会社」がわかる100の指標』より)、この姿勢は一貫している。

10年前までは坂本先生の教えは余り知られていなかった。5年前くらい前から「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」「人を大切にする経営学会」等で知れ渡っている。

売上高、店舗数、シェア等を出世や人生の目的とすると一定期間は喜びを感じても虚しさを感じる。「組織にかかわる全ての人々の永遠の幸せ」を経営の目的とすると幸せを感じることができる。

大企業でも中小企業でも経営トップが理解し実践すると「いい会社」へ舵を切ることができるが、一社員として気づいても大変である。「雨垂れ石を穿(うが)つ」を心に刻んで経営トップや直属上司や仲間の社員に伝えて行って欲しい。徹底しても限界を知った時には「いい会社」を起こしたり「いい会社」へ移籍して欲しい。世のため人のために。

もう一つ。障がい者は、素晴らしいものを持って生まれて来ていると思う。それが開花した時は天才だ。親御さん始め周りの方は「雨垂れ石を穿(うが)つ」で潜在脳(能)力を引き出して欲しい。

法政大学大学院 坂本光司研究室のブログのFacebookページを毎日、1000人以上の方に読んでいただいている。感謝したい。

修士2年の知野(ちの)進一郎です。

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