修士論文のテーマ2
先週5月19日につづき)
修士2年の知野進一郎です。
修士論文のテーマは、仮称だが「中堅・中小企業をより成長させる会計事務所の研究-経営者の周りのすべての人を幸せにする視点から考察する-」にした。
なぜなら会計事務所のお客様の数だけ影響力があるからだ。たとえば「リースか買取・現金かは会計事務所に相談する方が多い。回答は多くの場合、会計事務所での取り扱いがリースが多いかで、買取・現金が多いか大半の場合は決まると思う。
私も執筆した昨年12月に静岡新聞社から出版された「逆風を追い風に変えた企業ー元気印中小企業のターニングポイント-」の「会計で会社を強くし、日本経済を変える!」の163Pで税理士法人 坂本&パートナーの坂本理事長は、「500社近くあるすべてのお客様企業にとって、私たちとの出会いがタ-ニングポイントとなっているはず」と言っている。
36年間のTKCの在職中、私は近くに行った時にアポイントなしで訪問することがよくあった。「ちょうど良い時に来た。聞きたいことがあった」ということもしばしばあった。
訪問で、会計事務所のドアを開けた途端に「馬鹿野郎、それでも社長か」、、、。と、会計事務所の所長が、経営者を叱りつけている。事務所の方に会釈だけして退散した。その叱り方は親が子に対して叱るのと同じだ。小生の会社「経営者の親身の相談相手(株)」の「親身」はそこから来ている。
経営者はお客様のクレーム以外叱られることはないと思う。私も何回か会計事務所の所長に叱ったことがある。サラリーマン根性ではないからだ。その会計事務所に本当に成長して欲しいからの1点しかない。命がけでお話をさせていただいたので、感謝された。
ナゼ、私が会計事務所と中堅・中小企業を論文のテーマとしたか。
39年前の9月20日頃、法政大学4年生の時に10月からの会社訪問の解禁日が迫っていた。翌月の11月から入社試験だった。合格すれば翌年の4月から入社となる。
今とは会社訪問解禁と就職時期がかなり異なる。ワープロ、HP、メールはなかった。FAXもまだだった。
会社の情報はリクルートブック2冊、合わせて15センチ程度の厚さの本だった。
私の会社の選択基準は、20年後、30年後、、、成長する会社、業界を考えた。コンピュータでもハードではなくソフトと思った。
リクールトブックのソフト会社。「人生の1回生は地球より重い」「職業会計人と地方公共団体の計算センター」が目にとまった。
(来週につづく)
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