ラグーナ出版さん発行の「岐路に立つラジオ」 8位に
坂本先生。坂本ゼミで応援している鹿児島市のラグーナ出版さん。
5月15日に発刊された「岐路に立つラジオ」がAmazonの放送ジャンルにおいて3日間で3万位ランクアップし、現在8位だそうです。
みなさんは、今年が「ラジオ開局90周年」だとご存知でしたか?
メディアの中心としてあったラジオは、テレビやインターネットの普及とともにその役割が大きく変わろうとしています。そこで、前作『ラジオは君を救ったか』で震災でのラジオの重要性を検証した鹿児島フレンズエフエムの米村秀司社長が、経営の視点から今後のラジオ局の在りようや、ラジオの歴史を史実に基づいて綴っています。
個人的な思いで恐縮ですが、稲干しのかたわらで聞いたプロ野球の日本シリーズ、受験のとき、深夜小さな音で聞いたオールナイトニッポン、精神科病院の夜勤の夜、消し忘れて眠りについた患者さんのイヤホンから漏れるラジオの音など、ラジオは、そのときのわくわくやどきどきをを思い起こさせてくれます。
本書には、同局で6回シリーズで放送中の、精神障がい体験者が語る「シナプスの笑い・ラジオ版」も掲載されています。この番組は、企画、録音、編集すべてをラグーナ出版で行いました。統合失調症のある人間ドラマが克明に語られ、新聞に掲載されるなど話題を呼んでいます。
ラジオは100周年を迎えられるのか?
ご一読いただければ幸いです。
著者プロフィール
米村秀司(よねむら・しゅうじ)
1949年生まれ。1971年3月同志社大学卒。1971年4月、KTS鹿児島テレビ放送入社。報道部長、編成業務局長、企画開発局長などを経て現在、鹿児島シティエフエム代表取締役社長。主な著書は、「スペインと日本」(行路社(共著)・2003年3月)、「消えた学院」(ラグーナ出版・2011年7月)、「ラジオは君を救ったか?」(ラグーナ出版・2012年6月)など。
知野さん
ラグーナ出版は、社会の変化に伴うストレスから心の病に苦しむ人の就労支援、自立訓練をしているんですよね。
本田 佳世子