岐阜県柳津市の日本ウエストンさん
7月末に訪問させていただいた岐阜市柳津町の「日本ウエストン株式会社」さん。
昨年に続いて2回目の訪問、さらに人に優しい会社になっている。
企業はトップ次第。
お父さんの意志を継いだ2代目、臼井麻沙杜社長、勉強家だ。私と一緒に参加した研修会等、よく勉強され経営に活かされている。
平成バブル・リーマンショック後、どの経営者も今までにない厳しい環境の中、トップには猛烈な勉強が必要だ。
感動グッズ。去年は法政大学大学院、坂本光司教授の写真入り缶ビール等に驚いた。
感動グッズは販売されているのでお客様、仕入れ先のパートナー企業等にも利用していただきたい。
この感動グッズ、障がい者の方が気持ちを込めて創られている。だから雇用の促進になっている。
障がい者雇用を初めてする企業のために、必要なことは、
「難しく考えないで、会社に居ていただく。彼・彼女ができそうな仕事を創造する。」と、臼井社長の回答。
障がい者は健常者が10できるとすれば1しかできない。でも、できる1は健常者よりも凄い。
その1つを根気強く創造するトップの姿勢が大切だ。
臼井社長、マズロ-の欲求6段階説を用いて説明された。
一般的には、1.生理的欲求 2.安全欲求 3.親和欲求 4.承認欲求 5.自己実現欲求の5段階をあげるが、マズローは45年前に死ぬが、6段階の自己超越がある。
自己を超越して、他人の幸せを考える段階だ。それだけ日本は豊かになっている。
特に、この世に生まれる際に誰も障がい者になって生まれようとは思わないが、6%は障がい者が生まれるので、94%の健常者がそれをサポートをしないとならないという考えがある。それを実現できるのが自己超越の欲求だ。
グループ全体で200名の障がい者雇用をする岐阜市柳津町の「日本ウエストン株式会社」さん。
昭和45年に創業し12月に45年を迎える。
経営理念は「活かす」。
人を活かし、物を活かし資源リサイクル活動を通じて社会貢献に努め、お客様と社員が誇りと喜びを共創できる会社を目指している。
基本はトイレ掃除から。世界を飛ぶボーイングの特殊クロスの製造は我が国では当社だけ。
ライバルは、ディズニーランドと言う。
学歴はいらない、どんな学びでも即、実行!
HPが素晴らしいので見て欲しい。
お客様係の臼井社長宛に直通メールもできる。
本社から車で30分のところに、社会福祉法人 清穂会(せいすいかい) 石谷事業所・ひきえ事業所がある。
特に精神障がい者が活き活きと働く場だ。
創業者が創ったものだ。
これほどまでに障がい者のために、尽力されることに心の中の涙腺に触れた。
法政大学大学院、坂本光司教授は現場が大切と力説される。
現場を見て欲しい。
知野さん
日本ウエストンさんの障がい者雇用と来場者に対するおもてなしは本当に勉強になります