指折り数えて

野口具秋です。

大きなニュースが日経にも踊りました。
まったくノーマークの第8回ラグビーW杯で
日本が世界ランク3位の南アに勝ったのです。

大慌てで、休日の何度目かの再放送を観ました。
俄(にわか)も、いいところです。
24年ぶりのW杯勝利といっても
海外遠征でまともな勝負を
聞いたことがなかったのです。
30年は語り継がれる快挙とか。
NZのオールブラックスに
100点以上の屈辱が思い出す。
逆転のスクラムは凄かった…。

寝付きそうになったころ、
ワイフが珍しく電話で話しています。
下の息子だったようです。
保冷品が封も切らず、冷蔵庫に入ったままです。
伝えると、慌てて起き出し、
何重にも厳重な包みを開けています。
呆れるほどの丁寧さです。
やっと姿を見せたのは
実に見事な「さし」が入った山形牛のでかい塊です。
70歳(古希)の記念のサプライズだったのです。
息子も明日帰ってきます。

50歳の誕生日、BAで研修名目の欧州旅行にいました。
初めての旅で
夏目漱石の「倫敦塔」と
「ラ・マンチャの男・ドン・キホーテ」、
スペインの作家ミゲル・デ・ セルバンテスの
小説を読んで出かけました。
パーティーの席上、
サプライズのプレゼントを贈られました。
初めて食べたフィッシュ&チップスの美味しさと
忘れられない感動になりました。

親父が亡くなってから10年が経過。
彼岸に合わせ命日を確認しました。
実家がある岸和田の斎場で執り行った
お通夜当日は、
受験を決意した法政大学大学院IMの受験日でした。
岸和田・だんじり祭りのおはやしが
近くで打ち鳴らされていました。
還暦の祝いもないまま、
親父と最後の夜を過ごしました。
60歳の節目は疲労困憊の数日を過ごしたのです。

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