もうすぐ坂本ゼミの春合宿が行われる予定です。行き先は四国です。
昨年の春合宿は京都滋賀でした。同行させていただきました。中でも「びわこホーム」さんから、個人的に強い影響を受けました。

同社をカンブリア宮殿で観たことがあります。社長が母子家庭で育ったこと、不動産の営業回りでアパートを訪問営業していた際に玄関から顔を出した女性が、「うちは母子家庭だから、とても家は買えません」と言い放った言葉に衝撃を受けて、「母子家庭でも買えるような家を分譲しよう」と決意したこと、などは知っていました。

実際、同社に伺って、社員から、社長や会社に寄せる高い信頼度や満足度を感じ取り、感動して涙が止まらなくなりました。入社1年の社員たちの立ち居振る舞いも、素晴らしいものでした。

同社は、年に1度、表には見えない社員の頑張りを、近くの社員たちが見ていてそれを表彰する制度があります。表彰式には家族も呼ばれます。それは嬉しいし、幸せを感じると思います。

ふと息子のことを考えました。
この社長と同じくらい、私は息子から尊敬、信頼されているだろうか。この社員たちと同じくらい、家にいるとき息子は喜びや幸せを感じているだろうか。
「私はずっと頑張ってきたから、息子が私を応援するのは当たり前」と、自分は傲慢になっているかも、と自身で感じていました。ご飯に誘っても、断られていました。同社の社長は、私と違って、もっともっと謙虚であるように感じました。

春合宿から帰ってきて、しばらくたったころ、勇気を出して息子にLINEしました。
「オカンを全力で応援してくれてきたのに、それに向き合わず、いつも後手になってごめんね。」
しばらくして「飯食いに行こうか」
2人の間にあった微妙な空気は、消えたような気がしました。

「びわこホーム」さんで、無形のものを頂いてから、ありがたいことに何回か食事に行きました。
気づきを与えてくれた社長に本当に感謝です。
今年の春合宿では、どんな感動の巡り合いがあるのか、楽しみです。

Ｍ1 本田 佳世子